悲しみ

悪いこともしていないのに疑われたり
ほんの少しでも敵意を向けられたりすると
この関係はもう終わったなと思う
あの、出会ったばかりの
疑いも敵意もなかった
まっさらな友情は
もう終わって、二度と帰っては来ないのだと
その友情を大切にしていたから
その分だけ悲しくなる
人間には、必ず悪いところはある
そう考えることは大切なことだ
人間は完璧だと勘違いすると
少しのミスも許さないブラック企業のように
許し、認め合い、高めあうことができなくなる
けれど大切な人には疑いや敵意は向けないものだ
もし、大切であるはずの家族や恋人に向けることがあるとしたら
その人が一番大切なのは自分だけで
そういう人に限って自分に疑いや敵意は向けないだろう
それまでの関係が終わっても
いいじゃないか
そう思うけれど
本当の友情は、永遠に失われてしまったのだ

2024.04.26

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