＊〜花束みたいな恋をした感想〜ネタバレあり＊

今日は朝から体調が悪かった。午後からの予定をキャンセルして、１日家でゆっくりすることにした。昼食を食べに家に帰った夫は今日遅くまで仕事がある。寝ているわたしを横目に「ずっと寝ていられるからいいね」っとささやいて彼は出ていった。

わたしたちは、どうして結婚できたのだろう。この映画を見ながらそう考えていた。いっぽうで、出会いからこの２人は別れるんだろうなとも感じていた。

趣味が合うという理由から一緒になっても、なかなかその先に進むことは難しい。それは、はじめて付き合った相手と１番好きな映画が同じだったことからスタートした恋愛を得て学んだ。

（難しいというか、それだけでは続けていけなくてもっと他の何かが必要になってくるということ）

わたしたち夫婦は、色々似ているなぁとはじめは思うこともあったけれど、ずっと一緒にいると違ってくるところや、違いに気づくことが増えた。

でも、そういうことじゃなくて、もっと深いところで、趣味とかそういうとこじゃないところで、繋がれている感覚がある。

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美しい映画だった。
はじまりからして、映像が美しくて、オレンジ色の明かりが色々なところに使われていて暖かさを感じたし、主人公が着ている服装や、部屋の家具をみて、１つ１つに映画の世界観や主人公の性格が反映されていて良いなぁと思いながら見た。

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菅田将暉が出ている作品を見たくて、見始めたけれど、はじめ彼の演技に違和感をもった。あまりにもくどいというか。野暮ったくてなよなよしすぎていて、正直ちょっとキモかった。やりすぎだよ、菅田将暉。っと思った。

（けど、彼はこの映画でアカデミー主演男優賞を受賞しているし、社会人になってからシュッとした大人に変化していくので、そことのギャップを見せたかったんだろうなと後で思った。）

有村架純は、ずっと一点を見つめているような、最初からこういう主人公を演じようという構図が固まっている感じがして頼もしかった。

最後のファミレスのシーンでの菅田くんの演技は圧巻だった。どうして、これだけ仲が良いカップルが別れなくちゃいけないんだろうなっと思った。

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わたしは、付き合った人とは結婚したいと思うタイプ。だから、正直ここで描かれる恋愛ってよく分からない。別れを前提とした付き合いが分からない。こんなに美しく出会って、きれいに別れて、思い出に出来たらいいのだろうなっと思った。

いっぽうで、恋愛って娯楽なのかなっとも感じた。２人で一緒に楽しいことをして、やり尽くしたら別れるみたいな。そんなさっぱりしているもの？

そういうライトな恋愛はわたしには出来ないなと思う。この人だ！と思った人とトコトン関係を繋いでいきたい。

そんなことを、昔男友達に話したら、「お前重いよ」と言われたことを思い出した。

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