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読書日記「まほろ駅前番外地」三浦しをん

初めて読んだ「三浦しをん」の本は何だったっけな?

ちょっともう思い出せないけど、20年くらいは経ってるような気がする。著者はだいたい同年代なんだけど、名前だけ見たら男の人か女の人かわからないよね。さて、むっちゃんはどちらかわかるかな?


明らかに女の人だなとわかるやわらかい文章の作家さんもいいけど、どちらともとれないような文体の作家さんも良いよね。逆に、村上春樹は雄々しい文章ではなくて、中立的な文章ではあるけれど、作家の性別を迷ったりはしないよね。あれは男の人が作家だとわかる。


作家さんは小説を書くとき、自分の性別についてをどのていど意識しているんだろうね?もしもいつか誰かに会ったら聞いてみようかな。編集者さんとかなら知ってるんだろうか。


そうそう、このまえ好きな歌人に会いに行ったんだよ。アイドルじゃないからめちゃくちゃ至近距離のかぶりつきの席で見られて、すっごく楽しかった!足を組み直すときにチラチラ見える靴にすらときめいたよ〜。いい声でさ、想像していたよりもすごくカッコよくて、ちょっと「えー!ずるい」と思った。今度その話も書くね。



さてさて。


この本はすごく古くて、シリーズものです。一作目は「まほろ駅前多田便利軒」という直木賞をとった作品で、他にも何冊かあるよ。


どれも面白い!そして、これはドラマ化(や映画化も)されたんだけど、なんと、これが、すごく良い!めちゃくちゃ、良い!


本が原作のもので、大成功ってあんまりない例だと思うんだけど、これはもう最高!映画は見てないからわかんないけど、とりあえずドラマは超絶よかった。



なぜならば、一番かっこいい時の瑛太(今は瑛太って言わない?)と、一番かっこいい時(私調べ)の松田龍平のダブル主演なんですよ!!



本の二人のイメージとぴったり合う気だるさと情けなさで、キャスティングした人天才だなーと思った。もし機会があったらドラマも見てほしいけど、サブスクになくて残念!


書き抜きはしません。てか、できない。全部よいから。テーマも良いし、ストーリーも良いし、どの登場人物も個性的でおもしろい。


シリーズで読んでいくと、主人公の性格が沁みてくるんだよ。台詞も松田龍平のあの低くてあんまり抑揚のない声で脳内再生されるようになってくるから。あと、瑛太のちょっと情けない困り顔。でもいざというときの男気はあって、そこがいいんだよね。


三浦しをんさんの「神去なあなあ」シリーズも面白いよ。林業がテーマだから、むっちゃんも興味あるかも。あとは、有名な「舟を編む」ももちろんいいし、何だったっけな、植物の話「愛なき世界」もおもしろかった。この人の偏愛を描いてる話が好きなのかも。


どれでもいいのでぜひ読んでみてね〜。



では今からシャワー浴びて3週間ぶりの図書館へ行ってくるよ!


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