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ズワイガニより小さな娘(842g)を産んだ日のその後



反響をいただいた記事

こちらの続編を書きます。娘のパーソナルな部分もあり、実際小さい赤ちゃんを育てているご家族や、私の文章を理解してくれる方に向けて書いているため、有料記事となります。ご了承ください。

母乳届けるの大変です問題

無事出産した後も大変すぎた。
母子ともに退院できたわけではなく、娘は、NICUに入ったまま。母のみ退院した。母乳を届けなきゃいけない、しかも田舎だから片道40分。
NICUに。以下、Nと略しているが説明しよう。


NICUは、「Neonatal Intensive Care Unit」の略で、新生児集中治療室のことです。早く生まれた赤ちゃん、小さく生まれた赤ちゃん、呼吸の助けが必要な赤ちゃん、心臓などに病気がある赤ちゃんたちが治療を受けたり、元気に大きく育つための部屋です。
ここでは、新生児を専門に治療する先生や看護師たちが、24時間体制で治療やお世話をしてくれます。NICUには常に赤ちゃんの呼吸や心拍、体温を管理するための特別な機械や設備が整っていて、普通の新生児室とは別の部屋になっています。

スモールベイビー

話を戻し、母乳を届けなくては。
「え、ミルクでもいいじゃない。母乳とかこだわるタイプですかプププ」と思うかもしれない。

だが、1000グラム以下の極低出生体重児は壊死性腸炎と言って感染や血流不良が原因で腸が壊死してしまう病気にもかかりやすい。

免疫力アップ!!という意味よりも、
ざっくり言うと未熟な腸すぎて、ミルクの負担が大きいということなのである。

ここでは母乳がマスト。
ちなみに母乳が出ない場合は、母乳バンクによりドナーミルクが提供されている。

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