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ルビコン川を渡ってるね〜【今】

娘、「もう、わたし、小さい子
じゃないんだから、そんなことくらい
わかってるよ!」
と、ちょっとムスッとして
わたしに言ったのである。

車から降りる時、
わたしが「バンって開けないでよ!
よく見てね!」と言ったのが
娘ちゃん、気に入らなかったようす…

おおー!
渡ってるね!ルビコン!
なんだか、ちょっと嬉しくなる!


シュタイナー教育では
6歳くらいから始まる歯の生え変わりと、
12歳くらいから始まる第二次性徴の
ちょうど、中間に位置する9歳くらい
の時期を『9歳の危機』とか
『ルビコン』といったりする。

『ルビコン』とは
"ルビコン川を渡る"のルビコン。
ここを渡ったらもう後戻りできない
という分岐点。引き返せないポイントだ。

そう、この時期に自我が芽生える。

この頃の子ども達は心身共にとても
不安定で、急に赤ちゃんみたいに
甘えてみたり、
大人びた振る舞いをしたり…
あちらとこちらを行きつ戻りつ
しながら、ルビコン川を渡って行く。

娘はまさに、ルビコン川を
渡ってる真っ最中だ。

ルビコン川をすっと渡る子がいたり
行きつ戻りつをしながら、とても
長い時間をかける子がいたりとさまざま。

そして、シュタイナー学校に行っていた
ときにおもしろい話を聞いた。

ルビコン川を渡る速さと
出産が関係するというのだ。

難産でなかなか出てこなかった子は
ルビコン川もゆっくり渡るし
すっと出てきた子はルビコン川も
あっという間に渡ってしまうらしい!

シュタイナー学校、新参者のわたしが
「じゃあさ!
帝王切開だとどうなるの?」
って聞いたら、
話が続かなくなっちゃって…(汗)

とにかく、"9歳の危機"と"出産"は何か
関わりがある!らしい…。

『9歳の危機』の時期は
心の成長に伴って大きな変化を経験し
社会に対する立ち位置の基礎が
形成されるきわめて重要な時だ。

自我が芽生えはじめると、
周囲に自己主張をはじめる。
なかなかいうことを聞かなかたり
わざと悪さをしたりする。
これは、芽生え始めた自意識を
どう表現していいかわからないから
とる態度。
だからここで、
周りのおとなが無理やり頭ごなしに
押さえ込んでしまうと、
子どもの自意識の成長を阻害することに
なりかねないので、
この時期に学校の先生や親が
子どもにどう接するかが非常に重要に
なってくる。

反抗的な子どもに腹を立てず
辛抱強く見守る!
無理に押さえつけて黙らせるより
見守るって、ずっと大変!!

愛とは忍耐。

かあさん、どんどん忍耐強くなるぜ🤐


偉そうなこと言ってても
車から降りたら、すっとわたしの
手を握ってくる娘、
まだまだかわいいね❤️

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