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- リスキリング vol.8- "ちょっと何言ってるかわかんないんですけど"


偉そうに言うことじゃ全くないですが・・・

海外で勉強してるなんて話になると、「さぞや英語が達者なんでしょうね」と言われることがあります。事実は、そんなことはない、達者ではない。最終的にそうなることを本人は望んでますが。「またまた、ご謙遜を。じゃあ、できないんですか?」と問われると、「いやいや、そんなことでもない。」できないことはもうないけどさ、とは言います。
ただ、クオリティ未達のまま、やりくりしてしのいでるってのが現状。なんですけど、ひとたび学校に入ってしまえば、おたくの事情なんぞ知らんがなという話です。相手からすれば。(クラスメイトは留学生なんですけど、話すことに関しては、差を認めざるを得ない。)

ちょっと何言ってるかわかんないんですけど・・・

そんな中、最も恐れていた事態が!グループワークの定例ミーティング。私が自分のパートの構成を説明していたところ、サランヤから、「脱日本おじさん、I can't catch you. 」と。= ちょっと何言ってるかわかんないんですけど・・・

CanvaのMagic Mediaで作ってみました。

ガーン!サンドウィッチマンのコントみたい!サンドウィッチマンなら、なんでわかんね〜んだよ!ってツッコめばいいんですが、そんなわけにはいかない。今 説明したじゃん!どうしよー。2つテンパる要素がある。1つは、今の英語だと通じてないのかよ!という、恥ずかしさもある焦り。そして同時に、じゃあ、どう言い変えれば通じるんだよ!という、どうすればいいかわからない焦り

どうすればわかってもらえるんすか??3-4秒、Hmmって詰まってたら、ナイス、テジャス!「それってこういうこと?」と助け舟を出してくれて、その場は過ぎました。(常々話を共有しておくと、こういう時に助かる。)

どうわかんないの?と聞くのは、最良の解決法ですが、おまえの英語だよってパンチを食らうとKnock Out !なので、本能的に怖くて聞けなかったんですよね。チキンおじさん。

何がショックだったかって、今まで、みんなわかってると私が勝手に思ってただけじゃんって話で。よく考えると、私が話してると聞き流される時もあって、あれは私が何言ってるかわかんないからスル~されてたのかもって。文法めちゃくちゃの時ありますし。恥ずかしいやら、悔しいやらで。わかんないなら言ってくれよ〜。聞き直される方が、むしろありがたい。

プレゼンテーションは元気よく!

それと、プレゼンテーション形式で発表もありました。これはやってみたかったことです。
ただし、結局、台本を作ったから、茶番と言えば完全に茶番。基本はメモに目を落としながら、話せばいいだけなので。
おじさんの夢」をこれで叶えたっていうのは、ちょっとハードルが低すぎるから、もうちょっと大きな舞台でやりたい。Feedbackは、まあ、ポジティブでした。(中身についてではないけど・・・)
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- You were articulate and spoke clearly with confidence.
- When presenting try to look at the audience and have eye contact with them.
- You mentioned the sources and also made direct quotations to support your points: nice work!
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メモをそれっぽい雰囲気出して、大きな声で読むならできますが、それは最終着地点ではない。

こんな感じでグループごとに、それぞれが発表していきます。1人3‐4分くらい。

カンペの作り方がイイねって・・・

この時、クラスメイトに手元のカンペの作り方がイイねって褒められました。スゲー複雑・・・。Noteを2スライドを1枚で印刷していっただけなんすけど、スライドごとに分かれてて見やすいって。手元のカンペをちっちゃく作った人が結構いて、結局見にくかったりしたみたい。タブレットを自分の前に置いて、堂々とNoteをマルっと読んでた"つわもの"もいました。それが一番楽。

当方の手元をご覧ください! しっかりとカンペが・・・
顔隠してますけど、がっつり目線はメモをみてます。。。横にいるのはテジャス。彼はポケットに手を入れて話すスタイル・・・

どこ出身?日本だよ。そうだと思った!

ちょっと学校の外の話になりますが、Safewayというスーパー でパニーニを頼んでいた時、高血圧だから玉ねぎいっぱいとかドレッシング少なめとかアレコレ話していたら(我ながら面倒くさい客だなぁ)、「どこ出身?」って聞かれて、「え、日本だけど」、「そうだと思った!」、「なんで?見た目?」、「いや、私の友達の日本人とアクセントが一緒だから」って言われて。「聞き取りにくかった?」、「そんなことはないけど、同じアクセントだったから」って。さらに「誰しもアクセントはあるしね」って。そのお友達がどんな方か存じ上げませんが、やっぱり私、ジャパニーズ・アクセントなんすね。いや、わかってはいましたけど。

多様な背景がある社会では、ジャパニーズ・アクセントを恥ずかしがることはないのかしら

まあ、こういうことも経験して・・・

そんなことがあったあと、動画で提出した課題を、クラス全員でレビューするっていう、なかなかのさらし者になる授業がありました。私の動画もみなで観たんですが、ぶっちゃけ・・・(台本読んでるってのもあり) 私はすごい聞き取りやすかったですがね、私は、ですが。なに自分の世界入って手振り身振りちっちゃなワイプ画面の中で気持ちよくしゃべってんだよっていう。めっちゃジャパニーズ・アクセントで。(何回も撮り直ししたし。インド仕込みのファンシーなスライドで、それこそ、ようこんなん作れるようになったなぁと。話は逸れますが) 

ただ、ネイティブスピーカーからすると、ヘンに聞こえるんでしょうね。実際、ヘンだし。まー、しゃーない。現状はこういう訳ですから。昨日までフツーのおっさんだったのが、ある日突然!?とはならんですよ。

長い道のりにいるのをすっかり忘れていた・・・

結局、会話で言えば、語彙も不十分、文法も不適切な時があるってところから始まり、アクセント、イントネーションもそうだし、自分で大目に見て、一方通行はできるようになってきたってのはあっても、まだコミュニケーションにはなっていないってことです。精進しなはれと。ですんで、当座は、わかんないって言われた時に、どこが、と聞けるとか、こういうことだよってパッと言える即応性を鍛えるとか、よくあることさと、イチイチくよくよしないとか、そういうことで慣れていくしかないっすね。(傷つけないように意図を察してくれるクラスメイトもいるけども・・・やっぱ、言ってよ〜と思います。)

というわけで、私、順風満帆なんです! なんていくわけがない、という話でした。

千里の道も一步から、なんて言いますが、一歩目とか十歩目とかは、いいんすよ。三百五十歩目とか、まだ果てしねぇなぁ〜って時ね。まだ精進かよっていう、そういう時って・・・。

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