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- カナダの休日 vol.11- 冬のPNW(パシフィックノースウェスト)!



PNW(パシフィックノースウェスト)ツアー

長い学校の冬休み、アメリカに行きました。今回は、ポートランドとシアトルです。カナダのバンクーバーとは同じ、太平洋に面した大陸の北西部。
都市圏の大小は多少あれど、よく言われるのが似たような気候の街、つまりこの時期はどんよりした天気が続く街。また、安全性の尺度はあれど、暮らしやすいとも言われて、そこも似た傾向を持つ街。ポートランドは初めてだったので、楽しみでした。

太平洋岸北西部(たいへいようがんほくせいぶ、: Pacific Northwest, PNW, PacNW)は、北アメリカ北西部のアメリカ合衆国アラスカ州からカナダブリティッシュコロンビア州を経てまたアメリカ合衆国の太平洋岸北西部に至る地域である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
実はポートランドのお隣に"ワシントン州バンクーバー"という街があるのを知りました。

ハイウェイ ルート5を南下

ご多分に漏れず、雨&どんよりした天気の中、国境を超えて一路オレゴン州へ!ワシントン州を縦断して似たような景色の中を進みます。途中、"Make America Great Again" なんてドナルド・トランプのスローガンの看板なんか見ると、お、アメリカって感じがします。というか、ず〜っとそのままなのかな、あの看板。秋に選挙だから使いまわしてるのかな。

山越え、谷越え進んでいきます。

脱おじさんとチーズ工場

あ~失敗した。やめた方がよかったかな、この見出し、、、元ネタが全然ピンと来ないですが。。まずは、ポートランドから1時間ほど行ったティラムークという小さな町にあるチーズ工場に行きました。工場見学ができるというので。私は知りませんでしたが、そもそもそこのチーズは有名みたいです。

Wilson River Highwayって山道を進んでいきます。くねくねしてて全然ハイウェイじゃないです。帰りは真っ暗で雨かつ霧も濃くて、結構運転が大変でした。
この辺りは酪農が盛んだそうで、そこから乳製品がウリだそうです。
工場には、見学施設、ツアー、レストラン、ショップと一通り併設されています。

私自身、製造業の現場って馴染みがないところがあるので、こういうのを見る機会は非常に有益でした。キリンビールの生麦工場以来。じっくり見ると生産管理なんかでイメージがわいて、知識が自分の肉になりやすいです。

食品というのと大規模生産って訳でもないので、プロセスを追いやすいのが良かったです。
行った時間が遅くて全部稼働しているわけではなかったので、どんな風に自動化されてるのか、もっと見たかったってのはありました。
チーズの試食もあります。これは私の舌の問題なんでしょうけど、全体的にしょっぱいですね。
そりゃチーズだから、ある程度そうなんでしょうけど。私の場合、食べすぎ注意です。

ポートランドの橋とランニング

ポートランドにはいろいろな見どころがあるんでしょうが、私は川沿いのランニングと橋が印象的でした。ユニオン駅の周辺はちょっと怖かったですが、それ以外は遊歩道がキレイに整備されていて、朝からランニングを楽しんでいる人が多かったです。比べると緯度が少し低い分、気温も数度マイルドに感じられて、走っていて気持ちよかったです。

赤線で約9キロのコースでした。北側はスチール橋というところで川を渡った方がいいです。その先はいろんな人がいるので。

ミュージアムで潜水艦内を体験

大きめの街には各種ミュージアムがあると思います。ポートランドにはオレゴン科学産業博物館(OMSI)というのがありまして、とっても楽しめました。

展示は自然、先住民の文化などいくつかのカテゴリーに分けれており、人気なのはサイエンスを体験できるコーナー。

なんというか、こういうところに行くと、知的好奇心をくすぐられます。

そして、貴重だったのは、退役した米海軍の潜水艦、USS Bluebackの中を体験できるツアーです。海軍の潜水艦なんて乗ったことなかったですから。

ディーゼル電気で駆動する潜水艦で、1959年から1990年まで使用されていたそうです。
潜望鏡、魚雷とその発射口も本物ゆえのインパクトがありました。
操縦エリアだけでなく、乗組員が生活していた区画も見て周れます。
寝るスペースは狭くて息苦しそうでした。

物理と化学のコーナーも秀逸でした。大人も楽しめます。物理は法則なんかをデモでわかりやすく伝えていて、化学は簡単な実験を通じて物質の反応を学べます。ビーカー、フラスコ、試験管にガスバーナー。忘れていた記憶が戻ってきます。

左: ハーモノグラフは振り子を使って幾何学的でキレイな画像を作成する機械装置。
右: 物質によって炎の色が変わる火色反応を通じて、花火の仕組みを学ぶ。

そしてスーパーマーケット巡り

WinCo Foodsは量り売りコーナーが特徴みたいです。ドカッと買ってデッカイ車に積んで帰るんでしょうね。ちなみにオレゴン州は消費税がないってのが特徴で、驚きでした。トレーダージョーズはもはや行きたいだけな感じがしてきています。(似たようなスーパーはカナダにもあるので) 

WinCo Foodsはドカッと倉庫系のスーパー。あれもこれもそれも、ドーンと量り売りのコーナーが印象的でした。
ターゲットは全米で2,000弱店舗がある大手の小売。イトーヨーカドーみたいな感じでした。
トレーダージョーズでは絶賛ドハマり中のオートミールを。
UWAJIMAYAはシアトルに行くと立ち寄る日系のスーパー。(紀伊國屋書店も同居) バンクーバーよりも品揃えは充実してます。上の寿司は13.29ドル(約1,950円)、下の寿司は9.49ドル(約1,370円)。

夏は夏でよいところなんだと思います

普段住んでないので、新鮮さ、ワクワク感は全体的にあります。何より"アメリカ"感と。ただよく考えると、隣の芝生は青く見える的なところもありますが。訪れたミュージアムとか工場だと天候に左右されないので、天気がどんよりしてて微妙だなぁという印象は残りませんでした。が、夏は夏でよいところなんだろうな~と、そりゃ思いました。

クラフトビールも有名だそうで、久しぶりにビールを飲んでみました。アルコールの回りが早くて、ちょっと飲んだだけで酔ってしまいましたが。


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