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【新NISA応援】米国株徹底解説マガジン:ARM (アーム)


はじめに

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企業概要

Arm Holdingsは、イギリスに本社を置く半導体企業であり、広範なデバイスに搭載されるマイクロプロセッサの設計で世界的に知られています。同社は、特にモバイルコンピューティングデバイス向けのCPUアーキテクチャを提供していることで有名です。Armのビジネスモデルは、自社で製造を行わず、設計技術をライセンスすることに特化しています。このユニークな戦略により、Armは幅広い顧客基盤を確立し、その技術はスマートフォン、タブレット、ウェアラブルデバイス、自動車、さらにはサーバーまで多岐にわたる製品で採用されています

サービス概要

Arm Holdingsは、主に2つのサービスを提供しています。一つ目は、高性能で省エネルギーの特性を持つプロセッサコアの設計ライセンスです。これには、広く使用されているCortexプロセッサ、Maliグラフィックスプロセッサ、SecurCoreなどが含まれます。二つ目は、システムオンチップ(SoC)設計のための包括的なソフトウェア開発ツールの提供です。これにより、Armの顧客は自社製品の開発を加速し、市場への導入時間を短縮することが可能になります。Armの技術は、その省エネ性能と高い柔軟性から、IoTデバイスからデータセンターまで、あらゆる電子デバイスの中核をなす要素として広く採用されています。

業績

総収益: 第3四半期の総収益は前年同期比14%増の8億2400万ドルに達しました。

四半期毎の売上高の推移

セグメント別実績

  • ロイヤルティ収入: ロイヤルティ収入は前年同期比11%増の4億7000万ドルで、これはセミコンダクター産業の回復とArmv9ベースのチップの急速な普及によるものです。Armv9製品のロイヤルティレートは、同等のArmv8製品の少なくとも2倍であり、これが収入増加の一因となっています。

  • ライセンス収入: ライセンス収入は前年同期比18%増の3億5400万ドルで、AIを中心とした新技術への需要の高まりによるものです。Armのパフォーマントで電力効率の高いCPUプラットフォームは、ますます多くのソフトウェア開発者に使用され、OEMがArm技術を採用することを容易にし、さらにArmベースのチップへの需要を生み出しています。

競合優位性

Armは、そのエネルギー効率の高いプロセッサ設計とAIにおける先進的な技術で競合他社と差別化を図っています。Armの技術は、クラウドからエッジデバイスまで、AIが必要とされるあらゆる場所で使用されています。

成長戦略

Armは、AIの需要の高まりと、AIアプリケーションに必要な高性能プロセッサの需要増加により、今後も成長が見込まれます。また、エネルギー効率の高いコンピューティングとAI能力の提供により、クラウドから手元のエッジデバイスまでAIを可能にする技術を強化していきます。

※本内容は2024年2月7日に発表された四半期報告書 (Form 6-K)に基づいて作成されています。


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