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村上春樹さん

村上春樹さんは29歳の時小説『風の歌を聴け』を書き始めたと本作の中で語っている。

今の最新作『街とその不確かな壁』を読むと彼が処女作で書き上げたものから受け取れるメッセージをある程度達成したことがわかる。

『風の歌を聴け』を現代の我々が読んでも納得する描写力で面白いのだが欠落しているものもある。

「人間の複雑さ」や「多面性」のようなものが未達成なのではないかと思う部分ではある。

私はまだ掌編しか書いたことがなく作家にもなっていないが最近村上春樹さんの作品を読んで29歳になる今今小説を創作してみようかなという気がする。

長い修行のような苦痛から解き放たれたいというのが一番の理由だ。

そして書くなら誰からも自由になれる今しかないと思った。

小説にすべきエピソードは溜まってきたし人生の長いトンネルもようやく過ぎたという感じがする今今なら小説を書けるのではないかと思う。

今日散歩中一人取り残されて思った。

人間関係って複雑だなと黒だったと思ったら白になって表だと思ったら裏返ってしまったことから感じたりした。

私は宮沢賢治みたいな世界観を持っているねと言われて読んでみたがそこまで刺さらなかった。

むしろ太宰治の文章に救われている。

太宰治は文章が丁寧で読みやすい。

その点は村上春樹さんも似ている。

太宰治に腕相撲で勝てる作家は村上春樹さんしか思いつかない。

私は「死」をテーマにして作品を書く。

来年の文學界新人賞に応募する。

体力と精神の勝負になると思う。

飽きないように楽しみ続けて書き終えられればいい。

SNSの更新もほとんどしていない。

noteを書くのも久々だ。

それくらい追い詰められていた。

未来の自分に宛てて書く手紙のような作品を創りたい。

難しいことは書けないけれど小説家になりたい。

情熱といえば聞こえはいいが私の人生を小説に注ぎ込むつもりで書く。

1年後勝ち誇った自分の顔が見たい。

私は明るい道を歩んでいる。


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