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バトル・ロワイアル 突然始まった同級生同士のバトル、絶望を生き残れ!

あらすじ

新世紀の初め、ひとつの国が崩壊した。
自信を失くし子供たちを恐れた大人たちは、やがてある法案を可決、施行する。
それが、新世紀教育改革法、通称”BR法“だ。年に一度、全国の中学校の中から1クラスが選ばれ、コンピュータ管理された脱出不可能な無人島で、制限時間の3日の間に最後のひとりになるまで殺し合いをする法律である。
そして、今回それに選ばれたのは岩城学園中学3年B組の生徒たちだった。
元担任・キタノ(北野武)の指導の下、食料と武器がそれぞれに渡されゲームが開始。
極限状態に追い込まれた生徒たちは、様々な行動に出る。昨日までの友人を殺害する者、諦めて愛する人と死を選ぶ者、三村(塚本高史)のように力を合わせて事態を回避しようとする者。
そんな中、生徒のひとりである七原秋也(藤原竜也)は、同じ孤児院で育った親友・国信慶時がほのかな想いを寄せていた中川典子(前田亜季)を守る為、武器を取ることを決意。
当て馬としてゲームに参加した転校生の川田(山本太郎)と共に、島から脱出しようとする。
そして3日目、面白半分にゲームに参加した桐山(安藤政信)や相馬光子(柴咲コウ)などの攻撃から生き残った七原と中川は、キタノを倒し島からの脱出に成功する。
だが、法律を破り指名手配犯となったふたりには、尚も走り続けなければならない運命が待っていた。

感想など

ある日突然、42人の生徒に強制される殺し合い。歯向かえば容赦なく消され、おびえ怒りながらも与えられた武器を手に、自分たちの命をかけた殺戮(さつりく)ゲームの幕を切る。
初めて味わう死と隣り合わせの極限状態で、夢、希望、願い、友情…さまざまな自分の思いと向き合いながら武器を抱えて走る彼らの姿に、凝縮された青春像が垣間見れる。
藤原竜也が演じる、親友を殺され親友が片思いしている同級生を守るために闘う主人公七原秋也、前田亜希が演じる七原秋也に片想いする中川典子、栗山千明演じる幼馴染みに片想いする千草貴子、山本太郎演じる死んだ恋人の敵討ちのためにゲームに参加する川田、塚本高史が演じるBR法執行委員会に反旗を翻す三村は、それぞれの生き方に忠実に闘うし、柴咲コウは不幸な生い立ちから生き残るために闘う悪のヒロイン相馬光子を熱演、安藤政信は殺し合いを楽しむ悪の化身桐山を熱演、ビートたけしは生徒に嫌われ子供を憎む悪の教師キタノを熱演し、壮絶なアクションの中に、非情な状況の中で、お互いに信頼し合って大事な人を守るために、仲間と過ごした日々を取り戻すために闘う熱い青春ドラマがあって、爽やかな映画です。
特に、山本太郎と安藤政信の対決や灯台に立てこもった者同士の殺し合いは、壮絶なアクションでした。
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