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カランコエの花 カランコエの花言葉

あらすじ

とある高校2年生のクラス。北関東の田舎町と思われる高校のあるクラス。生徒たちから“花ちゃん”と呼ばれる養護教諭、花絵(山上彩加)が自習の時間をつくり、黒板に大きく「LGBT」の文字を書き、そして「人を好きになるのは感情の問題」「恋に性別は関係ない」といったことを唐突に生徒たちに説きはじめた。
しかし他のクラスではその授業は行われておらず、生徒たちに疑念が生じる。
「うちのクラスにLGBTの人がいるんじゃないか?」
生徒らの日常に波紋が広がっていき、月乃(今田美桜)は友人から桜(有佐)がそうであることを知らされる。思春期ならではの心の葛藤が起こした行動とは…?

感想など

この映画は、養護教諭がある女生徒の打ち明け話にどう向き合い対処すべきだったかなど、LGTBの生徒に対する善意による配慮や生徒のLGTBの友人に対する善意による腫れ物に触るような向き合い方が裏目に出てかえってLGTBの生徒を苦しめてしまうストーリーを通して、LGTBの知識を持たず違和感や偏見に軽はずみな言動する人だけでなく善意が裏目に出て相手の気持ちを考えず庇うような言動をしてかえってLGTBの人を苦しめてしまう人の言動を丁寧に描くことで、LGTBの人と周囲の人がどう向き合い生きていくかを考えさせる誠実な語り口とシーンの状況や設定とこういう掛け合いをするという基本的な設定をベースに俳優が即興的に演技する即興的な演出がストーリーをリアルにしているし、今田美桜や有佐たち生徒役の瑞々しい感情表現がエモーショナルな青春映画。
U-NEXTなどで、配信中。

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