今の建築で間違っていること
現在の建築で何が間違っているか?
家はみなさんの住まい、生活する場所、生きる場所ですので間違ってはいけませんよね。
また公共機関の警察や医者また教育機関等は間違いがあってはいけません。そのようなことは誰でもわかると思いますがそれはもう本能的ですよね。間違いかどうか判断するのは
それと同じく住宅も間違いがあってはいけません。しかし現代の住宅には間違いがあります。それは大きな物です。
衣食住。身近にありすぎて間違いに気づかないところがたくさんあります。
例えば食から見ていくと食べてはいけない物で普通に商品として売られ食べてしまってるものが沢山あります。
一つの例がマーガリンです。他の国では規制している国が多いですが日本では全く規制されていません。これも理由は沢山ありますが最終的な理由は安くそれなりに美味しく食べれるからでしょう。今更この国の食文化から外せません。他にもソーセージ、ハム、霜降り肉、ファミレスコーヒーなどもあります。
間違っています。
『衣』で見てみましょう。
目立つ分野はやはりファストファッション分野でしょうか。高級ブランドはデザイン、素材、製法、染物などの分野のエキスパートたちが生まれ育って職人となり伝統となっていきますがファストファッションだけではその文化は育ちません。
しかしこの分野で強い日本の企業はユニクロだけなのあながち間違いではないと思います。一つの分野が伸びてくるのは良いことなので。
その他にしまむらなどの分野があります。こちらも伸びてる分野なので良いと思いますがアパレルの場合私達が小さい頃商店街にあったブティックや呉服屋などが全く伸びていない分野でそこを救う道がない状況ですよね
建築に似ています
そして家はどうかというとハウスメーカーが大部分を締めます。地元のメーカーもかなりシェア率を上げています。そうなると地元工務店はどうかというと太刀打ちできない感じです。
ハウスメーカーが悪いわけではありません。しかし2つの大きな問題があります。
一つはハウスメーカーは自社に大工さんや専門業者がいないと言うことです。ではどうやって作業を進めているのかというと外注、下請け業者を使います。そのことによって良い部分もありますが問題が何かと言うと自社の儲けを取って下請けに工事を出すシステムです。
その下請け業者に出す金額が半端なく安いのです。
その金額で果たして気持ちのこもった満足な工事ができるでしょうか?
絶対できません。
勿論全てがそうだとは言いません。しかしハウスメーカーのやり方はその方法が大部分に広がっていてどこも同じようなやり方をしています。
そしてもう一つの問題は全てが利益優先で動いてることです。その部分は先に紹介した衣・食でも一緒です。とにかく利益優先で良い家を建てること、良い服を作ること、良い食べ物を作る事から離れています。
ですので多いのはクレームです。クレームは気持ちを込めた工事では生まれにくいのです。工事は人間がやる事なので完璧はありません。ですが工務店の大工さんなどが半年点検などに行くとほとんでクレームは言われません。ですがハウスメーカーの場合その半年の中ですら何回クレームがあるかわからないと言うメーカーもあります。
ハウスメーカーの業者の場合まず根底にあるのが自分の物件ではないと言うモチベーションからのスタートします。プロの場合それでもお金をもらっているからとモチべーションを保つ方も大勢います。
しかしその提示金額がとにかく安いのです。
大きな会社には社長、副社長、専務、常務、部長、課長、係長、営業、設計、積算、人事、広報、事務員と役職が沢山あります。その人達にも工事のお金で給料を払います。更に会社の儲けを取って残りで下請け業者に工事をお願いをします。
では地元の工務店はと言うと社長と事務員くらいです。ですので自社の業者、大工さんがいます。自社の仕事ですので精誠を尽くしてやるわけです。
このカラクリはいろんな分野での言えます。全てお金儲けが優先で心の問題が置いてけぼりでは良いものはできません。ここをわかっていない人は多いです。ここを変えていくのもやはり政治と教育は外せません。
間違いは多いのです。家を建てて気持ちよく安全に過ごしてもらうのに儲けは何番めに考えれば良いのでしょうか?身近な所の間違いが多すぎます。
新潟で建築の仕事をしています。地方はハウスメーカーのシェア率が相当数占めています。それに比べ個人の会社は営業で負けています。そんな建築全体の体質も変えたいし地元の大工さんが性能や営業を勉強しHMに追いつく力をつける開発をしています。是非noteを除いて診てご支援頂ければと思います