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一味違う、インドネシアのコーヒー!【スマトラ式】

いつもグリーンコーヒーストアをご利用していただきありがとうございます。
今回は、インドネシアのコーヒーに着目しようと思います。
グリーンコーヒーストアでは、日々、品質管理のため、水分値と密度を測定しています。
実は、これは大変重要な作業であり、生豆を海外から買い付ける際の参考値になります。

そして、当社での比較検証結果,「水分値が他と比べて突出して高い」のが今回のテーマであるインドネシアのコーヒーです。
「なぜ水分値が高いのか。」これには原因があります。
さっそくみていきましょう。

水分値が高いと焙煎において、どのような影響があるのか

焙煎において、水分値が高いと、水分が抜けにくいため、いつもより、焙煎時間が長くなったり、フレーバーが出にくい可能性があります。
そのかわり、フレッシュな味になりやすいといえます。

インドネシア発祥の精製方法「スマトラ式」とは

精製方法で有名なのは、「ナチュラル」や、「ウォッシュド」だと思いますが、そのなかでも、インドネシア発祥の「スマトラ式」というものがあります。
スマトラ式が生まれたのには、インドネシアの気候の影響が大きいといわれています。
季節風(モンスーン)の影響もあり、比較的一年中雨が降っているため、早く生豆を乾燥させる必要があります。
そして、ほかの精製方法とまたったく違うのは、生豆のまま乾燥させるところです。
こうすることによって、生豆を早く乾燥させています。
ご存じの方も多いと思いますが、生豆の状態で、天日干しにするため、あのような深緑色になります。
また、乾燥時間も短いため、ほかの生産国の生豆と比較しても、水分値が多いのだと思います。
逆にデメリットを上げると、水分値が多い状態、つまり、柔らかい段階でパーチメントからの脱穀を行うため、生豆が傷付きやすいことがあります。

実際にどのように味に影響するかというと、一言でいうと、大地を感じるような味になりやすいです。
生豆のまま、乾燥させるため、インドネシア特有の気候が関係していると思われます。
ほかの国では感じることができない風味特性がありますので、ぜひ一度お試しください!

そんなインドネシアのコーヒーですが、グリーンコーヒーストアでも、2種類の取り扱いがあります。

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GCS限定 インドネシアコーヒー

GCSでは、それぞれ個性がある、2種類ご用意しております!

16582 KSUアイテムレジェガヨ(スマトラ)

いわゆる、みなさんが想像する、インドネシアのコーヒーです。
しかし、口の中にざらつく感じなどは一切なく、コクがあり、風味の余韻が長く続きます。
ミルクチョコレートやきなこのような香りで、インドネシア特有の香りをふんだんに感じていただけます。

16609ガルミンド ピーターリベンス ガヨ アチェ(スマトラ)

こちらは、インドネシアの風味も感じられますが、それに加えてスパイシーさや、シトラス系のフルーツ感を感じていただけます。

16582 のコーヒーと比べると後味がすっきりしている印象です。かつ、フルーツ感を感じていただけます。

最後に

いかがだったでしょうか。産地ごとの特徴を生かした精製方法はたくさんありますが、その中の代表的な一つが、「スマトラ式」です。
地域が違うだけで味は全然変わります。
この機会にぜひおたのしみください!




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