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こんな暗い文章を書いてなんだけど、

自分というニンゲンの鈍感さに気づいたのは、30歳になってからだった。
ことばにできないモヤモヤをずっと胸に抱えて過ごして、「あ。あのとき言われたことばに傷ついていたのか」と気づくようになってきた。昔は傷が癒えるまでほおっておいたのだろう。

8年ぐらい前、福岡のオフィスを片付けるために帰省していたころ、リーボの龍馬さんのオフィスに遊びにいった。最近おきたことを報告したら「洋平、それって辛いって言うっちぇっ(だぜ)」と言われた。そのとき初めて、俺は辛いのかと気づいた。

のちに友人から聞いたが、お酒がはいると辛い辛いと言っていたらしい。これが驚くことに自覚がなかった。日中はなるべく明るく振る舞い、夜は辛い辛いという可哀想なこどもだった。

もともと辛さとか嫌だなって気持ちを口に出すことが苦手だった。誰かに気を使っちゃう性格だし、誰かが求めているものを与えたくなるというか、演じてしまうほうだ。そのときの会社を売却したのが25歳のころだから、さらに紆余曲折があった。ちゃんと人とは向き合った方がいいなとか、本音を言い合わないと分かり合えないんだなとか。

こんな暗い文章を書いてなんだけど、僕自身は楽観的なニンゲンでもある。たとえば、postalkもずーっとやれる理由のひとつは「これが当たり前になる」って本気でおもっているからなんですよね。たぶん、楽観的だから鈍感なのかもしれないなって書きながらおもいました。みんな辛いときは飲みに誘ってね。できることは少ないけれど

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