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File00: 【再掲載】発達障害当事者のはなし 〜いかにして私はnoteへの投稿を決めたのか〜

 さっそく本題から入りましょう。私・須藤真理子は発達障害当事者です。
 アスペルガー症候群(診断時2010年時点の呼び名)、AD/HD、ギフテッド(高知能群)、Xジェンダー(FtX)……こうして数えると笑えてくるぐらい、たくさんのマイノリティに属しています。
「感じている世界(※あえてこういう表現をします)」も、いわゆるマジョリティの人たちとは相当異なっているようです。そのことを起点とした、人間関係の摩擦や二次障害を体験したことも、それらの問題とうまくつきあっていくために試行錯誤をしたことも、今までの生活においてもちろんあります。(というよりも、現在進行形で試行錯誤しております。)

 こうした試行錯誤の体験を、こちら・noteに掲載しようと決めたのは、2019年04月「淀川アオクスル祭り」に参加したことがきっかけです。
 世界自閉症啓発デーを契機に、イベントを通じて世界に理解を広めよう! という趣旨のこのお祭り。わたしは当事者のひとりとして、皆さんの前でお話しする機会をいただきました。その会場で、私の話を聞こうとしてくださる方、興味をもって応援してくださる方に、幾人もお会いすることができました。
 以前から、ニュース番組の取材や啓発DVDの作成を通して、名前や顔を明らかにしてお話をお伝えする機会は何度かありました。そうした活動がきちんと実を結んでいたこと、関心を持ちながら生活している方が実際にいらっしゃることに、強く感謝の念を抱きました。

 今回のnote投稿の試みは、当事者さん・当事者さんの身の回りの方たちと「情報共有をするため」の第一歩です。
「あるある! と思える日々の出来事」「どうしたら、より暮らしやすい毎日を送れるだろう? という工夫」……noteでこうした体験を共有することで、ちょっとした笑いや安心、共感ををお届けできるものと考えています。

 また、わたしは2019年4月現在、兵庫県宍粟市にて活動しています。地方での活動ですから、都市部にお住まいの方とはまた異なる環境も、話の中には出てくるものと思います。
「思いがけず面白いことが読めたよ」「記事のおかげで有益な情報が得られたよ」と感じられた方には、「ちょっとした感謝」のかたちで、今後現れる有料記事にもご購読をいただけたなら、大変うれしく思います。

 さて、今日の前書きはここまで。
 次回からはいよいよ、発達障害当事者の、日々の試行錯誤を掲載します。どうぞよろしくお願いします。

※本文は2019/04/19、noteの別アカウント(@storiall)で掲載していたものと同一文です。
アカウントの掲載内容の変更にともない、本アカウントへ移動しております。


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