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カザのオフィス(入域許可証申請)

ダラムサラから夜行バスでマナリに入り、1日休んだ後、
マナリを出発したその日のうちに、タボまで進んだ。
その途中に、入域許可証申請オフィスのあるカザが位置する。

マナリから1日でタボへ進んだ理由は標高にある。
ダラムサラ(マクロードガンジ)は標高1800mほど。
マナリは約2000m。
クンゾム峠4551m。
カザ 約3500m。
タボ 約3000m。

という訳で、身体的負担を軽減するためにタボまで直で移動した。

とはいえ、外国人は、ローカルの人々のように自由に行き来することはできない。
チベット本土との国境が近いからだ。

先ず、スピティ郡に入って早いうちに、
ロサルという村でパスポートとビザの提示が求められる。
本人が車を降りる必要はなく、ドライバーさんにパスポートとビザを渡し、彼が検問所の係官に提示するのだけれど、
パスポートとビザに問題がある場合はここで帰される。

それからしばらくして、カザに着く。
カザにはADCオフィス(Additional Deputy Commissioner Office)という役所があり、ここで外国人はインナー・パーミット(入域許可証)を申請する。

インドに長く住む人で、アダール・カード(Aadhaar Card)を持っている人は必要ないと思うかもしれないが(筆者もそう思っていた)、そうは問屋が卸さず、
インドに住むチベット人亡命者であっても、入域時に許可証を持っていないとチェックポストで問題になるそうである。

実際に国境に近く、国防上の保護区域にされているのはキノール郡であるらしいが、そこへ向かう道の途中にチェックポストがあるので、そこで許可証が提示できないとアウト、ということになる。

さて、カザのADCオフィスである。
マナリからの乗り合いバスから、オフィスの前で降ろされた。
ローカルの人々は我家への道を急ぐ。
友人と筆者の2人だけが残された。

午後3時半を過ぎていたと思う。
オフィスが開いているうちに着けて良かった。
(マナリからバスもあるが、バスは4時ごろ着くらしい)

オフィスの建物に入ると、すぐ右側に申請を受け付ける部屋がある。
地方自治体の役所のようにカウンターが幾つかあるけれど、インナー・パーミット申請は4番窓口。
2021年9月初めには外国人入域者が非常に少なかったので、ガラガラだった。

申請に必要なものは、
①パスポートとビザのコピー ×1
②パスポートサイズ写真 ×2
③200ルピー(2021年9月1日現在)

で、申請書類に記入して(そんなに難しくない)、許可証の発行を待つことになる。
我々は30分程待った。

画像:https://note.com/dechenblog/n/ndf662f1db42e

入域許可が出るのは発行日から2週間で、
長く滞在したい場合は期限が切れるまえに再度申請に行くか、
最初から長期の許可証を申請する場合は、滞在先・受け入れ先からのサポートレターが必要になる。

入域が制限されるのはキノール郡であることは先に書いたが、
スピティ郡に含まれるタボであっても、カザからタボへの途中シチリン(Sichiling)にチェックポストがあり、名前とパスポート&ビザ番号、入域許可証番号と有効期間など全て登録帖(ノート)に書かれる。
例え1日でタボとカザを往復するとしても、顔出ししなければならない。

優しそうなポリスのお兄ちゃんたちで良かった、といえば良かったけれど。

我々はその日のうちにタボに着きたかったので、個人的にお願いした車だったが、
バスであったとしても、
ヒッチハイクのトラックでも、
チェックポストでちゃんと止まって、登録が終わるのを待っていてくれる。
ありがたいことだ。

もう少ししっかりとチェックされる検問所は、スピティからキノールへ入る場所、スムド(Sumdo)にあるチェックポストだ。

キノール側からスピティに入るルート(道はこちらの方が良いそうだ)もあり、こちらのルートを通る人々は、スムドの検問で止められる。
いずれにせよ、若くて優しそうなポリスのお兄さんだったので、ホッと胸をなでおろした次第である。

バススタンドとオフィスは少し離れており、徒歩20分ほどの距離。
荷物が無ければ大したことはないけれど、大荷物を持って歩くにはちょっと遠い。
お願いしていた車はバススタンドで待っていてくれたのだが、乗り合いバスのドライバーさんが電話をしてくれて、オフィスの前まで来てくれた。
感謝。感謝。

旅程はまだまだ続くので、今日はここまで。
その日、日が暮れかける頃にタボに着き、
安心して眠れる宿に入る。

めでたし、めでたし、で
つづく。


DECHEN
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