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部下の失敗って一つの投資だと思うんですよねえ。(限度はあるけどね)

最近うちの会社若い子の比率が高くなってきてるんですね。
厚生労働省発表の電気工事・・・と言うか建設業従事者の平均年齢が44.2歳に対して、当社36歳。わあ、若い!
は、いいんですけど。
若いってことは当然歳をとった人より経験が少ない訳ですね。
経験が少ないということは持っているノウハウは少なくなりがちな訳で、すると当然失敗が起きる確率は高くなる訳です。

さて、失敗は成功の母であると唱えたのはあの発明王トーマス・エジソンでありまして、失敗なくして成功なし、量なくして質なし、という訳で私失敗を一概に批判する気にはなれないんですよ。
法人・・・と言うかチームを構えている中で、言い方悪いですけど末端メンバーのやらかしで傾くチームってそれはチーム構成に問題があるんじゃないのかなと思う訳です。その前に手を打つのがトップなり中間にいるリーダーやらマネージャーやらの仕事じゃないかと。
だから私達はホウレンソウしろしろと言う訳ですけど、でも言って終わりなところもあるじゃないですか。すると起こりがちなのが、「俺はこんなに言ってるのにあいつらやってくれない」なんですよね。もちろん私にも覚えがあります。チキショウ俺はこんなに頑張ってマネジメントに取り組んでるのに全然言う事聞いてくれない!!何なんだあいつら!!と浴びるように酒を飲んで猫に語りかけ、「にゃー」と言われておまえだけだよ俺の気持ちがわかるのは!!と叫ぶ日々。ああ不毛でした。

で、私偉そうに社長とか言ってふんぞり返っているわけですけど、当社には私の元上司の顧問がおりまして、この人がまあ面d 堅い人なんですね。
口先でごまかそうとしても全く華麗に受け流し本質を突き続け、口癖は「どうなってんだ!説明しろ!」な訳です。まったくうるせーな、あんたの組織じゃねーだろと心のなかで毒づくも、しかし圧倒的な正論のため私は黙々と説教を受けつつ改善行動に励むわけです。と言う日々です。ああ顧問が来る日が憂鬱だ・・・とか思いながら過ごしていてビビっと気づきました。

ああそうか、確認なんだ。 と。

ホウレンソウしろしろと騒いでも言ってこない。これは事実。じゃあさせる仕組みを作ろう、と。
という訳で私まずは近い部長と週次でMTGを行うことを決めました。
で、その場ではまず部長からの報告を促し、それに対するフィードバックを私から行う。で、完了した話なのか継続する話題なのかを明確にして資料を共有して、是正事項をまとめるとともに目標設定をして次週のMTGに臨む・・・と言う感じです。
これを今度は部長VSメンバーでも行うようにさせました。

するとどうでしょう。あの風通しが悪かった組織が劇的に変化した!!

とまでは行ってません。正直。
でも確実に前より把握できていない部分は減ってきました。
部下がミスを隠している場合もあれば、部下がミスに気づいていない場合もある訳で、両方早期に手当をしないと大炎上する危険をはらんでいるわけです。それがだいぶあぶり出されてきました。
また、「やったのか?」「はい、やってます!」のやり取りはNGとしました。特に中間地点の報告では。
何でかと言えば、「やってます」「出来てます」の定義や仕上がり具合が人によってまちまちなことがしばしばあるのが分かってきたからなんですね。
上記のやり取りでそうかそうかと安心しきって、いざ完成品を見たらおしっこちびりそうな出来の悪さと言う事が幾度かありました。
私の頭の中の絵図と彼・彼女の頭の中の絵図は全く一致していませんでした。
という訳で、最近は必ず私に対する報告は何をどこまで、いつまで仕上げるという具体的なもの、あるいはずばり成果物を持ってきてくれと話しています。

とかやってると、おまえは部下を信用してないのかとかうちの会長から文句を言われたりするのですが・・・。私はずばり「そうですね。今は。」と答えています。
残念ながら彼・彼女はまだまだ実績に乏しく、信用するには至っていないんですね。
信用と言えば聞こえはいいですけど、関係性が構築されていない人に仕事を投げて確認を怠るのって信用じゃなくて丸投げじゃないかと思い至ったんです。私。
とても当たり前のことなんですけど、何故か部下にはお門違いの無償の愛を与えるのだと言う妙な妄想に囚われてしまっていたんですね。実はそれは愛でもなんでもなく、ただの野放しだったんですよ。。子育てでも同じことじゃあないか。。可愛いからと何も指摘しないで野生のサルみたいな子供になっちゃったら困ると一生懸命しつけを行っているのと何も変わらないよな、と。

とか書いてたらもう2000文字近く書いちゃってました。タイトルの回収がまだ出来てないんですけど、駄目だなこれ長くなりすぎた。続きはまた改めて書こう。とりあえず今回はこの辺で・・・。

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