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【ダークサイド神戸】小1女児バラバラ殺人事件のあった神戸のタルトンネ・神鉄長田駅最寄りの生ける廃墟マーケット「名倉市場」

神戸という土地を他所から来た観光客が訪れた時に、まずもってガン無視されてしまうのが新開地から出ている「神戸電鉄有馬線」の沿線。古くは昭和初期に神戸市街地から有馬温泉への観光ルートとして開かれた同路線は沢山の朝鮮人労働者がトンネル工事に従事して作られた事でも知られ、朝鮮人飯場の生き残りである源平町だとか、夢野火葬場跡のスラムだとか、とんでもない裏物件が平然と残っている、あまりに濃ゆすぎる一帯だ。

しかし今どきの観光客は三宮や新神戸駅で降りるとそのまま北神急行改め「地下鉄北神線」の電車に乗り込んで谷上経由で有馬温泉に行く方がはるかに便利(北神急行の市営化で三宮-谷上間の運賃が550円から280円に大幅値下げ!)で、新開地周りの途中のここいらの土地は余計に見捨てられていきそうな存在に甘んじている。

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で、今回もしょぼくれ感満載の神戸電鉄の電車に乗って新開地から二駅目、神鉄長田駅で下車、ここいらは個人的には韓国のスラム街を彷彿とさせる街並みやその歴史から「神戸のタルトンネ」だなんて勝手に呼んでいる場所である。そこから階段やら坂道をガンガン降りてちょこっと歩いた住宅街のど真ん中に残っている、とある激廃れ市場を見物にやってきたのだが…

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