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広告運用一年目の思い出


仮説なき検証は再現できない

これは、はじめてインターネット広告の仕事と出会った時に、当時の上司が僕へ投げかけてくれた言葉です。
再現できないということは、その場限りになってしまうわけです。
つまり、うまくいったとしても、なぜうまくいったのかわからないから1回でおわり。

広告運用に関わらず、ビジネス全般に言えることですが、継続して成果(利益)を出し続けられるか選手権を、競合他社と競い合っていて、継続できるかどうかは、再現できるかどうかにかかっていると思っています。
例えば、顧客獲得数を増やすために、ホームページのリニューアルをしたとします。古臭いから、いまっぽいカックぃぃデザインがいんじゃね?みたいなノリで。
リニューアル後、顧客獲得数がめっちゃ減ったとしたら、「カックぃぃデザインが良くなかった」ふうな分析になってしまうかもしれません。古臭いデザインの方が獲得数は多いからもどそう!というような現場をチラホラ目にしたことがあります。

野球の打率なんかは、わかりやすい例えかもしれません。
打率は立った打席中に、打てた割合なわけなので、その割合を高めるために、スイングの課題を見直したり、ピッチャーの癖を見抜いたり、いろいろあるのですが、仮説を立てて実行し、ようやく打率は高まる、もしくは、維持できるものだと思っています。

野球で高い打率を維持するのと同じように、広告運用も高い成果を維持するには、仮説の精度を高め、検証を繰り返し、再現性を高めていくことが大事であるということを上司は教えてくれました。

「仮設はあるの?」というフィードバック

分析レポートをせっせとつくり、上司に提出する、それに対するフィードバックに「仮設はあるの?」というメモがありました。
いやぁ、なんとも可愛い誤字だなぁと、いまは思いますが、当時は「仮説だよ!」と心の中でツッコミを入れ、「かといって、仮説はないなぁ」と悩んでいたことを思い出し書いてみた次第です。
と、書いてて思い浮かんだのが、仮説ってなんなのかが少しはわかる本シリーズをまとめるのも良いなと思ったので今度まとめます。

それでは。


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