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ダイバーシティ&インクルージョンとは?2つがセットで必要な理由

こんにちは、株式会社JobRainbow D&I Award運営事務局の白井です。

D&Iの基礎知識をおさらいする記事を連載します。
初歩的な内容になっているので「そもそもD&Iってなに?」という方や「D&Iって言葉は聞くけどなんか胡散臭い」と感じている方にもぜひお読みいただければ嬉しいです!

1. D&Iとは

D&I (ダイバーシティ&インクルージョン)とは
「ダイバーシティ&インクルージョン」とは、多様な人材が存在し、それぞれの違いを理解し活かすことが出来ている状態を指します。

1.1そもそもダイバーシティって?

「ダイバーシティ(多様性)」と聞くと、ジェンダーや肌の色、年齢などの分かりやすい違いをイメージするかもしれません。しかし性的指向(性的な関心や恋愛感情が誰を対象にしているか)や障害の有無、病気や育児・介護の有無、宗教など、目に見えたり見えなかったりする違いもあります。


目に見える違い=肌の色、年齢・世代、性表現など 目に見えない違い=国籍、介護の有無、経験、性的指向など 目に見えたり見えなかったりする違いには、宗教や障害、病気の有無などがある
目に見える違い、目に見えない違い

もちろん全ての人が、何かしらの面で「普通」とされないマイノリティ性を持っています。

しかし社会的・歴史的な理由で、職場において不利になりやすい属性があるのも事実です。

D&I Awardでは、これまでの典型的な「サラリーマン」像からは離れているからロールモデルを見つけにくかったり、職場で差別・偏見にさらされやすい「マイノリティ性」を持つという意味で、現在は特に女性社員、LGBT社員、障害のある社員、外国人社員、育児・介護をする社員への取り組みをもとに企業のD&Iを評価しています。まだまだ不完全な指標であり、これからはシニア人材や、複合的なマイノリティ性を持った人へどう企業が向き合っていくか、などD&Iのあり方をアップデートしていく必要があります。

1.2 インクルージョン

「インクルージョン」は包摂と訳され、それぞれの違いが尊重され、活かされる状態を指します。


必要な知識の範囲=青

上の図のように、ターゲットとなる課題に必要な知識の幅に対し、多様な人材がそれぞれの強みを生かすことでチーム全体でカバーできる範囲が広くなっている状態がインクルージョンです。

2.なぜダイバーシティとインクルージョンはセットで必須なのか

単に多様な人々が集まるだけで、ビジョンが共有できていないと、バラバラの組織になってしまいます。実際、多様であるだけの組織には衝突・分断が起きてパフォーマンス低下につながってしまうと言います。インクルージョンがあることで多様性の不の側面を無くし、パフォーマンス向上に繋げることができるという研究もあります。


多様性があってもビジョンを共有しておらずバラバラの状態

さらに、多様な人材がいても、強権的なリーダーがいるなどの理由からメンバーが画一的な意見のみを出すようになる、といったケースでは「同化」が進んでしまい、多様な人材の多様な視点を活かすことができません。これは多様性が無効化された状態といえます。


同化が進んだ組織では意見が画一化しやすく幅広い問題に対応できない

まとめ

ダイバーシティ&インクルージョンは企業のイノベーションの源となる重要なものですが、単に「多様な人材を採用する」だけでは真価を発揮できません。インクルーシブな職場づくりが求められます。


D&Iアワードでは、「インクルージョンスコア」を開発し、社員一人ひとりがインクルージョンを実感できているかを定量化して、客観的に把握することが可能です。
https://drive.google.com/file/d/1N3Yr38uyjWHmbC6km3XATO3iVs7EBSp4/view

20問の質問に答えるだけの簡単なものになっています。今年度アワードに参加されない企業の担当者の方も、ぜひ質問項目を参考にしてみてください!

D&I を社会の「あたりまえ」に。

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■D&I Award運営事務局
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