スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームに一日一万回感謝の正拳突き
観・・・・・・・・・・・・・・・・・・
観゛て゛き゛ま゛し゛た゛
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』を観ました。9億年ぶりの映画感想記事です。
とりあえず最初に言っておくと映画館で観てよかった~~~~~~~~あらゆるスパイダーマンへのリスペクトを大画面で観れました。神に感謝。
1.感想要約(ネタバレなし)
とりあえず具体的なネタバレのない範囲で感想要約です。
面白さ・リスペクト共に最高傑作だと感じた
MCU以外の過去のスパイダーマンが好きだった人こそ観てほしい
過去作観てない人が観たらたぶん意味不明
これは見た直後に呟いた早口オタクツイート
2.作品の簡単な説明(予告編程度のネタバレあり)
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』はMCUの114514作目のなんかです(漠然)。その名の通りスパイダーマンの映画なのでスパイダーマンの映画だなと思って観ればMCUを追ってなくても問題ありません。
しかし、今作は過去のスパイダーマン映画がすべて関わってくる「マルチバース(並行世界)」の話。つまり今までのスパイダーマン映画が、実は並行世界の話だったんだぜ!!という設定で出てきます
しかもびっくりすることに過去のスパイダーマン及びその敵についてほとんど説明がありません。「当然全部観てるよね?^^」という感じで話が進むのでスパイダーマン初見にはまったく向かない内容です。絵面がかっこいいからつまらなくはないとは思うけど…。
具体的には以下の作品をほぼマストで観ておいたほうがいいです。
『スパイダーマン』(2002年)
『スパイダーマン2』(2004年)
『スパイダーマン3』(2007年)
『アメイジング・スパイダーマン』(2012年)
『アメイジング・スパイダーマン2』(2014年)
さらに余裕があったら以下も観ておいたほうがいいです。
『スパイダーマン: ホームカミング』(2016年)
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年)
2002年~2007年版はサム・ライミ監督が制作し、トビー・マグワイアが主演のスパイダーマン。グリーンゴブリンやドクターオクトパスが敵でした。
アメイジング~のほうはアンドリュー・ガーフィールドが主演のスパイダーマンで、リザードやエレクトロが敵です。
そしてホームカミング以降のは現行のスパイダーマン。MCUに属しており、主演はトム・ホランドです。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』はこの7作のスパイダーマンの話が密接に関わってきます。
なお、ドクターストレンジっておじさんも出てきますがスゲー強い魔法使いってことだけわかってれば大丈夫です(以下のリンク見ておいて)。
3.感想本文(ネタバレあり)
以下感想本文です。あらゆるネタバレがあるので未視聴の方は自衛してください。
本当に本当に良かった・最高・神に感謝しか言えないくらい良かったので改めて何を書くんだという感じですが…気持ちを落ち着けるために冷静に振り返りたいと思います。
マット・マードックさあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!出るって言ってよ!!!!!!!!!!!!!(発狂)
びっくりした いや出るって予告あったかもしれないけど情報をシャットアウトしてたので…出た瞬間声出そうになった マット!!来てくれたのか スゲ~~ またデアデビル映画観れるんですか???それともドラマからのゲスト出演なのかな(ドラマ観てないんだよな)
そして過去ヴィラン大集合があり、ドクオク噛ませか~~~?と思わせておいて「助言役」という役回りね。これサムライミ版でも元はと言えばピーターに助言する立場だったから、アームに支配されていてもそういうとこは変わってないんだな…と思い、泣けた。あと最終的に完全に味方になってくれたのも…よかった…奥さんが亡くなってつらいだろうけど、新しいスタートを切ってまたやり直してほしい。
さらに元気元気デフォーことグリーンゴブリンがメインヴィラン張ってんのもよかった。新しい強大な敵を出すわけではなく、一人の狂った男がピーターを追い詰めていくのあまりにもいい。「親愛なる隣人」のクライシスにふさわしい敵だった。
ちょとだけ不満があるとすればコナーの扱いだったのだが(私はアメスパ1がものすごく好きなので)、まぁでもコナーも元に戻れたし、救われたということでいいか…。エレクトロは原作リスペクトのエフェクト増し増しになってたのがLoveだった。ていうかエロすぎないか?
あとサンドマン!!!サンドマン今回スポット当たって嬉しかった~~!!3では全てを盛りすぎてわけわかんなくなってたので丁寧に描き直してくれたの嬉しかった。
メンバーとしてはドクオク・エレクトロ・サンドマン・リザード・グリーンゴブリンなので微妙に違うけど、原作のシニスターシックス的な雰囲気があったのも感謝×5億。やっぱりスパイディヴィランはサークル活動してるのが一番かわいいからな。
そして…トビーピーターとアンドリューピーターなんですが…んお~~~~~~(滂沱)
ヒーローにも「救い」はあっていいと、はっきり言ってくれたのはこの映画が初めてじゃないか?ずっとヒーロー映画を通して大勢を救いながら擦り切れていく彼らを見て、ヒーローはそういうものなんだとなんとなく受け入れてしまっていた我々に「それでいいわけねぇだろ!!!!」と喝を入れてくれた映画であることよ(短歌現代語訳)。
アンドリューピーターがMJを救えたこと、トビーピーターがグライダーの串刺しを止めたこと、同じ境遇のスパイダーマン同士で話す時間があったこと、すべてがこの二人の救いと報われに繋がっており、10年…20年…長い歳月であったが…「この日」が来てくれたのが嬉しすぎてなんか成仏したという気分になった。
そしてそれと対を成すように、世界中の人間から忘れられる選択をしたトムホピーター。一人だけ可哀想ではあるけど、かつてのスパイダーマンたちもこのような大きな苦境があり、一人で乗り越えて…今回の救いがあったわけだから、トムホピーターにもいつか「この日」が来るという確信を持たせてくれる。事実としては悲しくても、だからと言って希望が消えないようになってるのも素晴らしい。
よく考えると、今作の感想を一言で表すなら「ありがとう」に尽きるかもしれない。ここまで過去作に敬意を払って再構成して魅力的に仕上げてくれる映画があることも、それが自分が追ってきたジャンルでリリースされたことも、奇跡としか言いようがないな~…と感じた。
というわけで、次は『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』ですね!監督はあのサム・ライミなのでみんな応援してくれよな!
4.総合評価(☆5つで最高)
話の面白さ:☆☆☆☆☆
画の良さ:☆☆☆☆☆
テンポの良さ:☆☆☆☆☆
キャラクターの魅力:☆☆☆☆☆
デフォーの演技力強すぎ:☆☆☆☆☆
※前やってた評価軸忘れたので一新しました。
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