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占い師の方々の諸相

こんばんは、木月です。
最近は、思いつきに近い文章をばんばん放り込んでおりますが
大殺界も抜けて、そういった芸当がそれほど仇にはならないだろうという多少勝手な読みのもと、今日は、占い師の方々の印象みたいなことを書くつもりです。

全部の占い師ではありません(当たり前か)

さて、前口上はこのくらいにしまして

占い師といえば、僕はまず鏡リュウジさんと細木数子さんが思い浮かびますが
それというのも、テレビに露出する占い師の方というのは、僕の記憶では、このおふた方が最初だったような気がします。

「占い」というようなものを多少なりともメジャーにした立役者のような気がしています。

今日は、それで、西洋占星術の方面の方を中心にする予定です

トップバッターは鏡リュウジさん

鑑リュウジさんや松村潔さんは、学者肌の方と認識しています。

鑑リュウジさんは、テレビとかメディア映えする方なので、よく動画媒体で見かけますが
本質的には、すごく、英国の伝統理論に基礎をおいたアカデミックなアプローチをする方で、そのアプローチが学求的で、しかも、それが大学教授っぽいおじさん臭を身にまとわないところが奇跡に近い何かを感じます
その著書を読み終えると、なにかティーカップ(小皿付きの)でおしいい紅茶をいただきたくなる(できればティーバックでない)ような、それでいて、どこかカジュアルでもある、無意味な難解さと無縁なところがあると思います。

松村潔さんは、もっとより大学教授っぽい雰囲気を漂わせている気がします。
つまり、より体系的にかつ学術的にまとめられていると思います。
本の企画も魅力的なものが多く、よくアマゾンの欲しいものリストに入れてしまうのですが
既にアラフィフになってる自分には、すこし難しいかなと、結局買うのを見送ってしまっています。
占い好きのうちの母も6000円くらいする松村潔さんの著書を買っていました。

さて、こうした学者肌の方に対して、ルネ・ヴァンダール・ワタナベさんと石井ゆかりさんは、文筆家肌とでもいえるアプローチでしょうか

ヴァンダールさんの書くものは、雑誌のものを含めていくつか読みましたが
ベクトルが文筆家というか文章家のそれを感じました。
僕の印象では、ヴァンダールさんは、人間いかにあるべきかという問いと、人間を包含する社会はどんなものであるべきかという問いがあったと思うのです。
そういったまなざしを、イデオロギー的な単一視点から主張するのではなく
12星座に分解して、それぞれの立場へと相対視しました。
つまり、それは占星学というより、人間学のようなものではなかったのかと
その人間学の観点から、占いというアドバイスでお節介してしまう
それがヴァンダールさんの人間臭さ(?)だったのかもしれません。
とは言いつつ、ヴァンダールさんも、学者的なオジサン臭さは漂わせておらず、文筆家であり、まず人間だったと思うのです
ヴァンダールさんの死去に際して、うちの母が、「どうして、ヴァンダールさんの追悼特集がどこでもされないのかしら」とぼやいていたのが印象的でした。

続きましては、石井ゆかりさんです。

僕は、30代のころ、勤めていたモールスーパーの休憩時間に、そのモールの本屋で、その「みずがめ座」の本をてにとり
「すごい、全部このとおりだ」と震撼したのを昨日のように覚えています
占い好きの母と妹に、すごい占い師が出たよ、とはなしたかったけど、我慢したのを覚えています(母と妹の好みではないかなという気もしたため)
30代のとき、現役の誰かに震撼したのは、この石井ゆかりさんと、いきものがかりの初期のころのふたつくらいでしたか(どちらの方も、noteにアカウントがあります)
石井ゆかりさんは、失礼を覚悟でいえば、多少生きづらくもあり現世をビミョーに儚んでるシングル女性が、現世より星を眺めて、宇宙と交信し、その結果の知見をシェアしてるという雰囲気があります。
最初は、その分析の鋭さに瞠目したのですが
結局、その分析結果を幾分かの、漫談的おもしろさを混ぜているという高度な技に「おもろい…」と思ってしまう自分がいます。
そんな何かに共感してる人が、石井ゆかりさんのまわりに集まるのかもしれません。

さて、最後は、Keikoさんです。

Keikoさんをあげたのは、うちの妹が、信者のごとく入れ込んでるのと、あと、知ってる人に、Keikoさん好きが多いためです。
女性誌の占い特集と、占いムックを読んだくらいなのですが
影響力はかなりあると思っています。
さきほどの、石井ゆかりさんと、このKeikoさんは、対照的な意味で
現代女性の何かを体現してるようにも思います。
石井ゆかりさんが、ビミョーな生きづらさを抱えて、ひとり星を眺めるという意味で現代的なら、Keikoさんは、ビジネスマン的に、ポジティブにバリバリ現世を開いていくという意味で現代的です。
占いは、そのためのツールなのです。
つまり、遠くへ行こうとする探検家の方位磁針とでも言いましょうか
実際、Keikoさんを支持してる人(女性しか知りません)の大半は、現世を現実的に、これを懐疑などすることなく、バリバリ生き抜いてる方が多いです
すごいポジティブです。
「宇宙元旦」という単語がはなしのどこかに出てくれば、まずKeikoさんの占いはかなりの確率で見てるでしょう、というか半分は信者でないでしょうか?

さてまとめると
学求肌・アカデミック
鑑リュウジさん、松村潔さん

文章家肌・哲学肌
ヴァンダールさん、石井ゆかりさん

ビジネス肌
Keikoさん

という感じになりましょうか
全然ちがってたらごめんなさい

占い師といっても、ごくごく一部で
ゲッターズもしいたけも、水晶玉子もないぞ
母系もひとりもないぞと思われるかもしれませんが
自分は怠惰な占い研究者というか、趣味的に半端に接してる部分があるため
そんなにいろいろな人に詳しいわけではありませんので、以上になります

ご一読どうもでした。

ちょっとでも面白いと思われましたら、是非スキ💛をよろしくお願いします。


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