出村 沙代 Sayo DEMURA

心理的安全|本音で話せる|対話の場づくりを実践&探求&仕事とする.北極…

出村 沙代 Sayo DEMURA

心理的安全|本音で話せる|対話の場づくりを実践&探求&仕事とする.北極海航海に二度乗船.3児の母であり一家の大黒柱.一人ひとりがウェルビーイングでいられる未来のためにできることを軸に活動 #ビジュアルプラクティショナー#科学コミュニケーター#グラフィックファシリテーション

マガジン

  • ビジュアルプラクティス|グラフィックレコーディング他

    話の見える化、議論の可視化を活用したビジュアルプラクティス(グラフィックレコーディングやグラフィックファシリテーションの総称)の探求のヒントとなる記事を集めていこうと思います。

  • Well-being〜北大コンパスプロジェクト

    • 15本

    "持続可能な地域に向けたSDGsを考える人(SDGs Thinkers)のための教育プログラム" の一貫として、ウェルビーイングを探求する、北海道大学「コンパスプロジェクト」に関する報告レポートをマガジンにしています。

最近の記事

オンラインツールmiroの10の活用〜「見える化」(ビジュアライズ)でオンライン会議/ワークショップはもっと楽しくなる〜後編

オンラインでの研修やワークショップが、対面の劣化版(対面でしていたことをそのままオンラインにする)ではなく、目的に合わせた場づくりの一つの選択肢だということも、だいぶ当たり前になってきたように感じる今日この頃。 前編1〜6に引き続き、オンラインにおいて、参画型ワークショップ/研修をより豊かにする視点から、オンラインボードmiroの10の活用をご紹介します。 前編はこちら▼ 「活用すれば場が良くなる」というよりも、「目的に合わせて必要な使い方をするとより良くなる可能性が上

    • オンラインツールmiroの10の活用〜「見える化」(ビジュアライズ)でオンライン会議/ワークショップはもっと楽しくなる〜前編

      オンラインでの研修やワークショップが、対面の劣化版(対面でしていたことをそのままオンラインにする)ではなく、目的に合わせた場づくりの一つの選択肢だということも、だいぶ当たり前になってきたように感じる今日この頃。 一方で、オンラインツールは便利だし、ICT技術の進歩はワクワクするけれど、このような便利なツールは「私たちの幸せ」のために設計されたり進歩しているわけではないので、活用の仕方は自分でしっかり手綱を握っていく必要も感じています。言い方を変えると、「私が心地よく過ごすた

      • ◆公開のお知らせ◆ 『北海道庁への報告書:2050 年ゼロカーボン北海道に向けた10-20 歳代世代の意見について』

        ◆公開のお知らせ◆ 『北海道庁への報告書:2050 年ゼロカーボン北海道に向けた10-20 歳代世代の意見について』 条例の見直しにあたり、若者の意見を直接北海道庁の話し合いの場に届ける機会が実現した事例です。北海道大学の山中教授の元に道庁からの依頼があり、2021年12月18日、この場を応援するために駆けつけた全国のメンバーとともにオンラインワークショップを実現しました。都会から過疎地に住む若者まで、年代も10代から20代、心は若者の30代以降は運営として、参加しました。

        • 共創ビジュアルプラクティショナー養成プログラム〜4ヶ月のプログラムを終えて〜

          どんなプログラムだったか、どんなニーズから始まったのか。は改めて書こうと思います。 一部の人にしかわからない記事ですが、今の気持ちを残すため、今書かないと、文字の苦手なわたしは何も残せないので、まずは文字にします。 プログラムの概要を知りたい方はこちら▼ webサイト 12月18日のイベントページ --- 感謝を、伝えたい人まずは、とっても忙しい中で、たくさんの時間を割いて、自分のスキルを惜しげなく伝えてくださった、講師陣と出会えて、何もないところから創り出す。を一

        オンラインツールmiroの10の活用〜「見える化」(ビジュアライズ)でオンライン会議/ワークショップはもっと楽しくなる〜後編

        • オンラインツールmiroの10の活用〜「見える化」(ビジュアライズ)でオンライン会議/ワークショップはもっと楽しくなる〜前編

        • ◆公開のお知らせ◆ 『北海道庁への報告書:2050 年ゼロカーボン北海道に向けた10-20 歳代世代の意見について』

        • 共創ビジュアルプラクティショナー養成プログラム〜4ヶ月のプログラムを終えて〜

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        • ビジュアルプラクティス|グラフィックレコーディング他
          19本
        • Well-being〜北大コンパスプロジェクト
          15本

        記事

          それは、本当に「良い場」だったのか?

          最近のワークショップの現場で、「参加者が楽しんで対話してましたね!良い場でしたね。」とキラキラしながら言われることがあり 「参加者が楽しく対話してれば良い場ということになりますか?」 と質問したら、びっくりされて、むしろそのことにびっくりしたので、今の気持ちを少し記録することにしました。今から書くことが正しいと思っているわけではないし、場によって必要とされることも変わるので、現時点、今の私が見えていることからのハーベスト(記録)です。 「良かった」とか「豊かな場」だったかを

          それは、本当に「良い場」だったのか?

          京都市でも生理用品の無料配布が始まった〜いつか当たり前になる前に考えておきたいこと〜

          世の中からは、東京オリンピックへの盛り上がり、もしくは戸惑いの声が聞こえていますが、私の中でウェルビーイングに関する残しておきたい出来事として、せっせとこちらの記事を文字にしてみました。 今月に入ってからわたしの住む地域でも生理用品の無料配布が始まりました。きっと、母親世代の方には想像もしたことのなかった取り組みかもしれないし、私自身、スコットランドの法案のニュースを見なかったら、生理用品を使う本人(自分を含めた女性たち)が買い続けることに対して疑問を持つことことがなかった

          京都市でも生理用品の無料配布が始まった〜いつか当たり前になる前に考えておきたいこと〜

          【説明会開催|募集開始】Well-being コンパスプロジェクト2021年度 〜なんとなく聞いたことがあるけれど・・・ウェルビーイングって何?という方へ〜

          北大コンパスプロジェクトは、対話を通じてウェルビーイングについて探求/模索するプロジェクトです。 本noteでは、プログラム概要や応募方法についてなど、北大コンパスプロジェクトについての詳細をお伝えさせていただきます。 ●すでに説明会への参加を希望されている方はこちら(説明会申込)へ ●Webサイトはこちら 応募開始は7/17の予定です。 北大コンパスプロジェクトとは?第1期は、「心の中を散歩する期」とし、半年間をかけて、オンラインでのワークショップを合計5回実施しまし

          【説明会開催|募集開始】Well-being コンパスプロジェクト2021年度 〜なんとなく聞いたことがあるけれど・・・ウェルビーイングって何?という方へ〜

          オンライン授業は可能性であふれている〜miroを使った約140名のオンライン対話(参加型/対話型の授業)の紹介/学生の声も紹介〜

          北海道大学大学院環境科学院にて、全国から入学してきた大学院生の集中講義・オンラインオリエンテーションの1日目の3時間を担当させていただきました。 研究者に対話は必要なの? オンラインで深い対話は無理でしょ! 対面が一番に決まっている と思っている人がもしもいたら、ぜひ知ってもらいたいと思い、オンライン対話を体験した学生の生の声も最後に紹介しています。 「凸凹を楽しむ」「凸凹を楽しむ」が好きな言葉です。私自身が受けてきた教育は、足並み揃えて同じ内容を同じ時間に学ぶスタ

          オンライン授業は可能性であふれている〜miroを使った約140名のオンライン対話(参加型/対話型の授業)の紹介/学生の声も紹介〜

          オンラインになって、ますますチームグラフィックが活躍しているよ〜共創型ビジュアルプラクティス

          2020年以前も、オンラインでグラフィックファシリテーションやグラフィックレコーディングは実施していました。それでも、この1年はリモート会議やオンラインワークショップが私の周りでも急増して、デジタルでのグラフィックの活用が当たり前となり、対面とはまた違う可能性を感じています。特に、移動する必要がなくなったことで、全国のグラフィッカーとチームを組めるようになったし、「チームを組みたい」と、グラフィッカーから連絡をもらうようになりました。 せっかくなので、これまで取りまとめを経

          オンラインになって、ますますチームグラフィックが活躍しているよ〜共創型ビジュアルプラクティス

          人に寄り添う/本音を引き出す/場を促す!グラフィックファシリテーション 〜絵が苦手な人も大丈夫、日本一簡単な10のステップ(2)〜

          描かれたグラフィックを見て、とてもこんなものは描けない。と言われる方に何人も出会ってきました。全国で実施してきたビジュアルプラクティスの講座を通じて、どんな人も、これからご紹介するテクニックを学んでビジュアライズをできるようになり、むしろ「絵が苦手なんです」と言っていた方のほうが、「描ける!」というわくわくを持ち帰っているように見えました^^私自身、デザイナーではなく、美術系の大学を出ているわけでもなく、絵を描くと言えば美術の時間に評価されるもの(=苦手〜)というイメージだっ

          人に寄り添う/本音を引き出す/場を促す!グラフィックファシリテーション 〜絵が苦手な人も大丈夫、日本一簡単な10のステップ(2)〜

          人に寄り添う/本音を引き出す/場を促す!グラフィックファシリテーション 〜絵が苦手な人も大丈夫、日本一簡単な10のステップ(1)〜

          描かれたグラフィックを見て、とてもこんなものは描けない。と言われる方に何人も出会ってきました。全国で実施してきたビジュアルプラクティスの講座を通じて、どんな人も、これからご紹介するテクニックを学んでビジュアライズをできるようになり、むしろ「絵が苦手なんです」と言っていた方のほうが、「描ける!」というわくわくを持ち帰っているように見えました^^私自身、デザイナーではなく、美術系の大学を出ているわけでもなく、絵を描くと言えば美術の時間に評価されるもの(=苦手〜)というイメージだっ

          人に寄り添う/本音を引き出す/場を促す!グラフィックファシリテーション 〜絵が苦手な人も大丈夫、日本一簡単な10のステップ(1)〜

          対話を通じてすでにあるウェルビーイングを見つけていく

          毎月20日はウェルビーイングの日(by山中教授)昨年の6月にスタートした、北海道大学コンパスプロジェクト、本日終了しました!元々集中講義だったものがコロナによりオンラインとなり、そのおかげで全国の仲間と約9ヶ月かけてウェルビーイングについて深めたり高めたりする機会をいただきました。 情報技術はわたしたちのウェルビーイングのためにはつくられていない情報技術はわたしたちのウェルビーイングのためにはつくられていないから、「”わたしたちがウェルビーイングに生きるため“に情報技術をど

          対話を通じてすでにあるウェルビーイングを見つけていく

          ABD読書法で高めるウェルビーイング(1)

          "ウェルビーイングについて話すとウェルビーイングが高まる" 出典:WELL-BEING_MANUAL コンパスプロジェクトでは、2020年6月から継続的に、対話を通じてウェルビーイングを高めるオンラインワークショップを実施しています。3年間のプロジェクトで、1年目は今月で最後の実施を迎えます。一般の方にも広くひらいたプロジェクトですので、関心のある方は、ぜひ次年度ご応募ください。こちらのマガジンをフォローいただければ随時情報がアップされます。 ウェルビーイングについての詳

          ABD読書法で高めるウェルビーイング(1)

          北海道内の100名を超える高校生や大人がつながる〜持続可能な世界・北海道高校生コンテスト交流会〜

          おそらく北海道初!100名を超える道内の高校生、大人たちが集まりSDGsについて探求するオンライン対話の場。北海道、全道から集まった高校生のオンライン対話の場、無事に開催終了しました! (集合写真のお名前はわからないようにしています。お顔もわからない解像度となっていますが、掲載に問題のある方は出村までメッセージください) 持続可能な世界・北海道高校生コンテスト交流会とは? 北海道大学環境科学院の山中教授が3年前から実施されている、全道の高校生を対象とした持続可能な世界・北

          北海道内の100名を超える高校生や大人がつながる〜持続可能な世界・北海道高校生コンテスト交流会〜

          ビジュアルプラクティスでやみくもに練習しないために意識したい4つの相

          さまざまな「見える化」、ビジュアライズ講演会におけるグラフィックレコーディング ワークショップで小さな声にも光をあてるためのビジュアライズ 対話を活性化するのため、もやもやや本音を引き出すためのグラフィックファシリテーション 読んだ本のポイントを整理して残しておくためのスケッチノーティング 1対1のカウンセリングやコーチング、インタビューやUXデザイン、商品開発やアイデア発想の場面、教育現場や組織開発の現場、医療現場… ここで全部はあげきれないくらいたくさんのビジュアライズ

          ビジュアルプラクティスでやみくもに練習しないために意識したい4つの相

          専門的なことをわかりやすく伝える/専門家同士が共創する土壌を創る〜科学技術コミュニケーションと話の見える化

          学生時代、環境科学院に進みました。本気で「地球を救うんだ!」と意気込み、2ヶ月の北極海航海にも2回乗船しましたが、次第に、私は研究には向いていないと感じるようになりました。 同時に「研究をする」より、「研究の話を聴く」のが好きで、朝まででも何時間も研究者の卵の友人の話を聴けたし(笑)、段々と、専門的な取り組みや研究を多くの人に知ってほしい!と伝えることに関心があることに気づきましたが、それが何の役にたつのか、どんな仕事に繋がるのかまでは想像が及びませんでした。 (そんな中

          専門的なことをわかりやすく伝える/専門家同士が共創する土壌を創る〜科学技術コミュニケーションと話の見える化