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パーフェクトチャイルド

親から貰ったのは条件付きの愛情で
義務的に育てられた気がした

どんなに頑張った結果を持って行っても
「次はここをもっと頑張りなさいね」
「この部分ができてないね」
「後ここだけ…惜しかったのに」と言われた

模試が学年で3番目に良かったときも
まだ求められた

私はあなたの言うことを聞いてきた
ずっと聞いてきた
非の打ち所がないような良い結果であれば
嬉しそうにして褒めてくれる
悪ければ「恥ずかしい」と言われた


あの人にとっては
アクセサリーみたいな物だったんだと
もっと早く気づきたかった

十分過ぎるものを
与えてもらっていたから
辛いなんて言えなかった

期待しすぎる上に
過保護で過干渉だった

大学に進学して
「もう自立しなさい」
「もう大人なんだから」と
門限もお小遣いもあって
バイトも止められるのに
中途半端に切り離された

過干渉な親に育てられると
自立できなくなる
1人で何もできなくなる
次にどうしたら良いかわからない
これによって
自己肯定感がどんどん薄くなって
自分なんて
いない方がましだと思えた

未だに周りの人は口を揃えて
「本当にいい子だ」と太鼓判を押してくれる

これは本当に私なんだろうか

私にとっては烙印みたいなもんだ
消えない傷みたいな呪いみたいなもんだ

お母さん、私は、、、

悪い子であっても
心から愛して欲しかった

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