人が使って長年放置した場所は荒地になっていく。
竹が横に根を張り林になり　そこにススキやイバラも根を張り大地を覆う。
そこで農作物を育てるのは畑しごと というより　開墾です。
初めての本格的畑仕事に胸を躍らせ　何も知らなかった私は長い間誰も使ってない荒地と向き合います。東京から移住して2年近く探して見つけた大地。
見つけてすぐの6月に開墾しよう！！！として虫と草と竹の根に負けました。。。
体中痒い 汗は滝のようで 掘っても掘っても根っこに引っかかりながら
けっこうな労力を使い痩せた大地に種を蒔きました。
今考えると相当なアホですわ〜

見かねたシンホニア農法のカジカ先生ご夫妻は　
私が間違った時期に行動しているのを十分知りつつも
私の子供っぽい勢いに 少しでもマシな結果になるように黙って協力してくれました（涙）
でもね
すぐさま草に覆われ また竹が生えてきて。。。
そこには農作物はあまり育たなかったのです。
唯一の救いは　猪 先生が少ない農作物を食べにきて
土を掘り起こしてくれたことでした。
イノシシ先生は鼻先から大地を再生させるバクテリアを土に移してくれて
その力強い筋肉で深い穴を掘ってくれました。

あたたかく見守り しょうがないなぁ！
って応援してくれたカジカ先生は　私の気が済むのを見てから
冬の間に土を作りなさいね　って教えてくれたので
夏の間は古民家再生に。
(イノシシが先生だと教えてくれたのもカジカ先生です）

冬が来ました。荒地と向き合います。
虫は居ません　草も減りました。
畑を耕す 土起こし など　備中鍬　は万能なようだ
（大分県　犬飼　長畑付近の土）
だけど万能備中鍬でもどうにもならない 土に刺さらない荒地がある。
ネットで調べて農具の制作会社に相談した結果
竹の根に強い丁寧に作られた トンビ鍬 を購入しました。
確かに刺さる　根も掘れる。