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海外食巡り#12 スイス

 スイスには、新婚旅行で行きました。はるか昔の遠い過去です^^。

 スイスでは、モンブランに行く予定でしたが、悪天候のため、急遽、目的地がユングフラウに代わりました。モンブランはフランス語で”白い山”を表わし、ユングフラウはドイツ語で”若い乙女”を表わします。今は売られていませんが、昔、”ユングフラウ”という商品名の”アイスクリームの素”を売っていました。スイスは今では永世中立国として有名ですが、昔は領土を取ったり取られたりしたので、国内にフランス文化やドイツ文化が根付いています。

 ユングフラウ(ドイツ語的に発音するとユングフラ)に行ったときは、天候が悪くて、頂上付近は寒くて、しかも強風でした。ユングフラウの頂上までは、ロープウェイで行けるのですが、その客車が大きく揺れているのがわかりました。私たち夫婦は折角なので、ロープウェイで頂上まで行きましたが、ツアーの客の中にはキャンセルした人達もいました。時期は8月でしたが、ロープウェイの順番を待つ間も、寒さで凍えそうだったので、お土産屋さんで急遽、トレーナーを買いました。いまでも、スイスでの思い出は”8月の寒さ”です。

 宿泊先は、国連本部もあるジュネーブでした。ジュネーブは、レマン湖周辺に栄えた都市で、大きな噴水花時計で有名です。噴水の記憶はあまりないのですが、花時計のことはうっすら覚えています。ジュネーブは治安もいいし、昔のヨーロッパの町並みを残した落ち着いた街でした。

 ジュネーブでの自由時間に、昼食のため地元のレストランに入りました。スイス料理(イタリア料理?)の店だったと思います。小さい店でしたが、洒落た感じの雰囲気の良い店でした。はっきりとは覚えていませんが、”仔牛のカツレツ”とパスタを注文したと思います。仔牛のカツレツは村上春樹さんがエッセイで書いていた(?)ことを覚えていて、一度注文してみたいと思っていました。

 仔牛のカツレツは、薄めの仔牛肉にパン粉を付けて多めの油で焼いたものです。肉が柔らかくて、とても美味しかったのを覚えています。今までの人生で、仔牛のカツレツは二回しか食べていませんが、その一回がスイスのジュネーブでした。もちろん、パスタも普通に美味しかったです。


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