Kmart(ケイマート)は、全米各地に百貨店型の店舗を展開する全米有数の小売業者でした。ピーク時には、合計2,323店を展開していましたが、二度の破産宣告の後は、202店に縮小して細々と継続しているみたいです。どうでも良い情報でした。スミマセン。これは、アメリカ在住時に、Kmartで買い物をしていた時の話です。

　今となっては、何が目的だったか忘れてしまいましたが、妻と娘(当時1歳ちょっと)と3人で買い物をしていました。Kmartは広いので、目的のものを探しつつ、買い物を続けていました。オモチャ売り場(お菓子売り場？)に行った時の事でした。ふと見ると、近くで黒人の親子(お父さんと息子)が何かを探している光景が目に入りました。男の子(2-3歳くらい)は、例の大きなカートに乗っけられて、それをお父さんに押してもらっていました。とってもご機嫌そうでした。

　我々とその親子との間は結構離れていましたが、目聡く我々を見つけた男の子が、こちらに声をかけてきました。「Hey, baby!」。初めて本場の"Hey, baby!"を聞きました。一瞬、耳を疑いましたが、紛れもない"Hey, baby!"でした。しかも、まだbabyの域を出ていない男の子から。私にはホッコリした経験でしたが、娘にとっては人生初のナンパでした。