見出し画像

ナンバープレートに使われない平仮名

 通勤用の車を持っていますが、私がこれに乗って行ってしまうと、残りの家族が”日中は車が使えません”。田舎なら、公共交通などの移動手段が限られているので、一人一台の車も当たり前ですが、”まずまずの規模の街”に住んでいる我が家には、二台目の車は必要ないと考えていました。しかし紆余曲折あって、二台目の車(中古車)を買うことになりました。

 納車されてナンバープレートを見ると、最初の平仮名が””になっていることに気が付きました。今まで、他の車のナンバープレートを意識して見たことが無かったので、珍しい””のナンバープレートにちょっと興味を持ちました。そこで、ナンバープレートについて調べてみると、面白いことが判りました。

 ナンバープレートには、使用されない平仮名が4文字あります。それは、””、””、””、””の4文字です。””は””を連想させて縁起がよくないため、””は ””を連想させてイメージがよくないため、””は発音しづらいため、だそうです。最後に””ですが、これが””と密接な関係があります。””は、”あ”、”す”、”む”と見間違える可能性があるほか、””と発音が同じため、だそうです。

 なるほど・・・と思いながら、「あれ、ちょっと待てよ」と思いました。似ている平仮名がダメなら、””と””や、””と””の方が、”あ”と”お”以上によく似ています。「こっちは、どうしてOKなの?」と疑問がさらに深まりました。使用されない平仮名には、案外大した理由もなく、当時のエライ人の”鶴の一声”で決まったのかもしれません。

 蛇足に蘊蓄をちょい足しします。仮名には平仮名と片仮名の二種類がありますが、仮名かなの由来は漢字の通りの”かりの名”です。仮名の対義語が真名まなで、”真の名”つまり漢字のことを指します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?