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大手総合商社から電脳交通、東京から徳島へ【徳島で働く人たち vol.3】

2023年度、電脳交通にはおよそ32名の正社員が新しく仲間に加わりました。

様々なバックグランドを持つ彼らの中でも、ひと際大きなキャリアチェンジを遂げたメンバーに、電脳交通との出会いや今後目指すキャリアついて話を聞きました。


プロフィール

営業部 営業推進セクション
陳 安琪(ちん・あんち)

中国 四川省出身、4歳のとき両親の仕事の都合で日本に移住。新卒で都内の大手商社に入社。中国語を生かし、アパレル部門での生産管理、社内連携をはかる業務企画などを経験。2022年1月、結婚を機に徳島県にIターン、電脳交通に入社。産休・育休を経て2023年9月より現職。

国と国をつなぐ架け橋になるため商社へ

中国 四川省成都市に生まれた陳は、4歳から日本で育ちました。
2年に1度ほど帰省していましたが、ある時、地元の中国人たちの間に「日本っていいね」というムードが浸透しているのを感じます。成都市に日本の商社が手掛けた商業施設が開業しており、日本のモノや人と触れ合う機会が増えたのがきっかけだと陳は言います。
「私には日本と中国のバックグランドがあります。中国人たちが日本への見方が変わったのは、商社がショッピングモールを建てたから。昔から社会貢献意識が強かったこともあり、『国と国をつなぐ架け橋になる仕事がしたい』と思い商社を目指しました」。

都内の大手商社に入社後、最初に配属されたのは、アパレル企業が生産を委託する海外の工場との間に立ち、品質や納期を管理する営業部門でした。
続いて、営業本部と社内の各部との連携を図るバックオフィス、商業施設を購入して価値を高めて売却する投資マネジメントといった業務を経験しました。
「私は東京育ちですが、正直東京に疲れていました(苦笑)。同僚の中には地方出身者も多く、『地元にUターンして起業する』という話もよく聞きました。地方に移住して、利益追求より社会貢献を重視したいという自分の価値観と合う組織で働きたいと思いはじめました」。

世の中に価値提供ができる仕事がしたい

同時期に結婚が重なり、徳島県への移住が決定。転職先候補として紹介されたのが電脳交通でした。
「創業経緯や社長の思いから、『利益が先立つのではなく、どういう価値を世の中に提供するかが先』という事業をしている会社で、手触り感のある仕事ができる会社だと感じました」。
陳は電脳交通に入社後、当時新設されたばかりの「地域交通推進」の部署に所属。地域交通コンサルタントとして、地方自治体様や交通事業者様の抱える課題に対し、電脳交通のシステムや配車センターを活用した解決策の提案を行います。
「電脳交通のシステムさえわかっていればOKではなく、実際の地域課題のヒアリングから、課題に対して考えられる交通網、それに対するシステムの活用法まで、提案には交通業界全体への知見が必要です。想像以上に専門性が高く難しくもありましたが、地域の交通課題に対して深く関わってこんでいける点にやりがいを感じていました。また、タクシー業界以外にも電脳交通のシステムが導入された背景にある、地域の人々の想いを感じられるのが楽しかったです」。

母になって知る仕事の楽しさ

その後、産休・育休を経て復職。
「出産を機にパートや専業主婦になった知人もいますが、私は自分で選んで今この仕事をしているんだという感覚が強くなって、意外と子どもができてからの方が仕事に対するモチベーションが高まっています。自分って仕事が好きなんだなと気付きました(笑)」。

現在は営業部を事務的な部分で支える“守り”と、営業活動に必要な資料作成や施策づくり行う“攻め“を併せ持つ「営業部 営業推進セクション」に所属。なかでも陳が注力しているのが、「他部署や他部門と連携を図ったうえで、業務を簡略化・効率化して、営業をサポートすること」です。
実際に業務フロー図を描いたうえで、ルールが必要だと感じるものはマニュアルを作成したり、逆に不要な慣例は廃止するなどしっかり見極めて業務の最適化に寄与しています。

「仕事においてはチーム・セクション間の連携が重要で、営業推進セクションはその調整役を期待されていると感じています。そのために心がけているのが、日頃の挨拶やちょっとしたコミュニケーション取ることです。私はフロントとバックオフィスどちらも経験があるので両方の気持ちや立場も理解できることもあり、仕事の話をする前に、人としてチームメイトとしてリスペクトしている、そういう信頼関係を築くこと先に置くことを常に意識しています。その方が仕事に関する対話の機会も圧倒的に増えますし、誤解のない建設的な意見交換ができると信じています」。


最後までお読み頂きありがとうございました

電脳交通は、事業拡大と今後の徳島における正社員・アルバイト採用強化のため、本社オフィスを徳島駅前・アミコ東館6階へと移転しました。電脳交通でのお仕事に興味を持った方は、ぜひサイト採用サイトもご覧ください。


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