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歯科医で、自主開発の歯科用レセコンPepperで仕事しています。 Pepperを使って…

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歯科医で、自主開発の歯科用レセコンPepperで仕事しています。 Pepperを使ってくれる方を募集中です。 2023年7月、エキサイトブログからこちらに引っ越してきました。

マガジン

  • 歯科保険点数の話

    歯科の点数や保険制度の話です。

  • VBAの話

    歯科用レセコン「ペッパー」は、VBAで開発しています。 ここでは、VBAで、自分がつまづいた所などを取り上げています。

  • DentPeqper マニュアル

    歯科用レセコン「ペッパー」のマニュアルです。 少しずつ、追加します。

最近の記事

130万円の壁手前で着地するために

前回の記事を書きながら、ちゃんと計画を立ててみることにしました。 必要な数字は何でしょう。 目標値です。 ここは、108万円または130万円になります。 次に、すでに支払った給与総額。 もう4か月過ぎちゃってます。 計画を立て直すのに良い頃かもしれません。 壁までの残り金額を残り月数で割った値が、月に支払える平均給与金額。 時給で割った値が、月に勤務可能な総勤務時間。 それを4で割った値が、週に勤務できる目安の時間、ということになります。 そして、エクセルの表にしてみたら、現

    • ベースアップと130万円の壁

      ベースアップ評価料を届け出ると、従業員の給料は増えます。 私の所は、全員パートタイマーなので時給を上げて対応するつもりです。 従業員の理解も得られやすい。 ただし、計算してみると、例の130万円の壁を無視できない状況です。 ここ数年、コロナ禍で、診療時間を短くしていて、その分、従業員の給与も下がっていたので、壁が遠くなっていたのですが、 今年は、診療時間も元に戻り、その上、時給が上がれば、一気に壁が現実のものになって来ました。 年末になって対応しようとしても間に合わないので、

      • 無視できるか--ベースアップ評価料

        この点数改定で入るベースアップ評価料。 あらかじめ賃金アップの計画を立て、随時報告する約束で、初再診料などの加算が算定できるというもの。 算定して得た報酬が入金されるのは何ヶ月も後になるから、医療従事者の賃金アップ分にはこの程度の点数が必要だろうと決めた点数だと思われます。 ただし、もし、その点数が賃金アップ分に回らなかったら困るので、参加医療機関(施設基準でこの仕組みに参加すると届出た医療機関)には報告を義務化し、検算されることになります。 一番の問題は、その計画と報告の

        • 今日、確認したいのは

          その昔、点数改定の情報は限られた人達だけがアクセスできる事柄でした。 市井の町医者が知るまでには、時間もかかりました。 今では、国がホームぺージにアップして知らせてくれますから、途中に誰かが介在することなく、直接、情報を得ることができます。 昨日がまさにそういう日でしたが、直接見てみると、その情報量に圧倒されます。どこに何が書いてあるのか、その勉強から始めなくてなりません。 やっぱり、自分に関連のある話だけを、誰かに解説してもらうのが手っ取り早い。 厚労省の当該サイトのタイ

        130万円の壁手前で着地するために

        マガジン

        • 歯科保険点数の話
          8本
        • VBAの話
          4本
        • DentPeqper マニュアル
          0本

        記事

          時代が変わったと思う。

          「マイナ保険証利用率等のお知らせ」と題するメールが来ています。 医療機関ポータルサイトにメルアドを登録した医療機関全てに送られてきたと思われます。 送付元は、厚労省保険局と社保支払基金の2つの名前があるので、制度設計は厚労省、実際の運用は支払基金が行うことが分かります。 内容は、昨年11月診療分のうちマイナ保険証を利用した患者数割合を教えてくれています。 「マイナンバーカードを利用した患者の割合に応じて支援金が出る」「割合の計算は自分でしなくていい」とは知っていましたが、具

          時代が変わったと思う。

          保険証枝番の温度差

          保険証というのは、その昔は、世帯単位で一つ発行されるものでした。 家族で保険証が一枚しか無かったので、医療機関での保険証を出すのも月に一回で良しとされていました。 保険証を一人一人が持つようになった今は、規則では通院のたびに受付で保保険証を確認しないといけない扱いですが、以前からの「月に一回」の習慣は根強く残っていて、保険証がマイナンバーカードに置き換わったとしても、毎回確認のルールが定着するには長い時間が必要でしょう。 そのうち、技術が進んで、顔認証などで、医療機関に入ると

          保険証枝番の温度差

          点数改定の季節です。

          この時期、点数改定に向けて、改定の内容を徹底的に調べる時期です。 しらみ潰しに見ていく感じですかね。 もちろん、一人ではなく、大勢で確認していきます。 自分なりに事前に予習して、その確認作業に臨むわけですが、 予習したはずが完全に抜けていたり、 大事と思っていたことが、そうでもなかったり、 大した事ないと思っていたことが、とても影響が大きなことだったり、 いろいろ分かって、一人作業の限界を感じます。 間違いに早めに気付かせて貰える機会があることは、とてもありがたいことです。

          点数改定の季節です。

          ファイル エラー ~VBA、つまづいたポイント

          ブックを開く時、「ファイル エラー:データが失われた可能性があります。」の表示がでました。 初めてか、相当久しぶりに見るエラーです。 エラーは出てますが、ブックを開くことはできます。 一見、これまで通りですが、VBAを動かすと、シートのコピーの所でエラーが出て止まります。 止まった原因は、起動時に出た「ファイルエラー」であることは明らかですが、そこはやっぱりエラーが出たコードを確認してみることになります。 書いた時期が昔であればあるだけ、自分で書いたはずのコードの解析に時間

          ファイル エラー ~VBA、つまづいたポイント

          コンボボックスでできないこと ~VBAでつまづいたポイント

          コンボボックスと、リストボックスと、どちらを使うか。 やりたいことができれば、どちらでも良いのですが、最近、コンボボックスでつまづきました。 やりたいことは、2つのキーワードでシートを検索し、コンボボックスに入力した後、その中から一つを選択する、ということです。 ①一つ目のキーワードで検索をかけて、結果をコンボボックスに入力 ②コンボボックスに入力された値に、二つ目の検索語があれば残し、無ければ削除 この②を、どう書けば良いのか、ちょっと悩みましたが、結果は、コンボボックス

          コンボボックスでできないこと ~VBAでつまづいたポイント

          クラウン・ブリッジ維持管理料と金属アレルギー CAD/CAM冠(Ⅴ)②

          CAD/CAM冠(1歯につき)(大臼歯(CAD/CAM冠用材料(5))) が、今日12月1日から、算定可能になりました。 そして、補管と金属アレルギーとの絡みについて、正式な疑義解釈が出ました。 通常、クラウン・ブリッジ維持管理料を算定する。 金属アレルギー患者に装着する場合は、クラウン・ブリッジ維持管理料は算定しない。 歯科的には常識通りになっています。    このクラウン・ブリッジ維持管理料に関しては、算定可か、算定不可か、と問われることは多いです。 ただ、どうなんでしょ

          クラウン・ブリッジ維持管理料と金属アレルギー CAD/CAM冠(Ⅴ)②

          返戻レセプト処理の肝はファイルの管理 返戻レセプトのオンライン再請求④

          前回、再提出のための返戻レセプトを作るのに、5つほどのステップを踏むことになると書きましたが、言われなくても、誰でも自然にそうすると思われます。 実際のところ面倒なのは、返戻レセプトのファイルの管理です。 簡単に言うと、 「この返戻ファイル、もう再提出したっけ?」 という問題です。 紙による返戻レセプトは、その紙自体にボールペン等で加筆・修正して再提出しますから、 「来ていた返戻ファイルが、もう手元にない」という場合、それは、再提出したからに相違ありません。 紙ベースの場

          返戻レセプト処理の肝はファイルの管理 返戻レセプトのオンライン再請求④

          返戻レセプトの修正はカルテを修正することに 返戻レセプトのオンライン再請求③

           返戻レセプトの再提出データの構造は単純で、返戻されてきたレセプトのテキストファイルの上半分を取っ払って、新しいテキストを載せる感じです。 結果、「修正後のレセプトデータ」+「修正前のレセプトデータ」になります。 前回の、あいうえおかきくけこさしすせそ、みたいな単純なデータであれば、テキストファイルの文字を直接修正すれば済みますが、 実際には、病名の修正だったり、処置の修正だったり、コメントを追加したり、とかいう修正が必要になるので、その修正方法を考えないといけません。

          返戻レセプトの修正はカルテを修正することに 返戻レセプトのオンライン再請求③

          返戻レセプトの中身 返戻レセプトのオンライン再請求②

          電子レセプトを、メモ帳などのソフトで開くと分かりますが、 ファイルの中身は、テキストが羅列してあるCSVファイルです。 紙レセプトを見たことがある人なら、メモ帳で直接見ても、なんとなく、 この部分は保険証資格で、この部分は病名で、この部分は処置内容で、この部分は摘要欄コメントで、、、 などと想像がつきますし、それは当たっています。 返戻された理由も分かります。 他の部分が数字や記号でも、返戻理由は通常の言葉で書いてあるからです。 そこを読むと、返戻された理由が分かるので、指

          返戻レセプトの中身 返戻レセプトのオンライン再請求②

          レセコン改修料金 返戻レセプトのオンライン再請求①

          請求したレセプトが、審査でひっかかって、修正して出し直すようにと医療機関に差し戻されたレセプトを、返戻レセプトと言います。 医療機関は、返戻レセプトの誤りなどを訂正して、再度請求することになります。 これまでは、レセプトが紙でも、電子化されたものでも、返戻レセプトは紙に印刷されたものが戻ってきていました。 医療機関は、その紙のレセプトを、ボールペンなどで修正の上、再提出してきたわけです。 現在では、レセプトのオンライン請求の画面に、返戻レセプトのダウンロードボタンがあるよう

          レセコン改修料金 返戻レセプトのオンライン再請求①

          セルに数字を入力する。つまづくポイント①

          エクセルで数字を扱うとき、思い通りの数字にならない時があります。 VBAを触り始めた頃、”平成〇年〇月23日”と入っているセルから、日付の23という数字を取り出そうとして、=mid(〇〇,7,2) などと書いては失敗していました。 今は、そんなバカなことはしないつもりなのですが、思い通りの数字が出力されているはずが、そうなっていなくて、エラーとなることがあります。 返戻レセプトは、テキストファイルです。 それをエクセルに取り込む際に、あらかじめ、取り込むシートのセルの書式設

          セルに数字を入力する。つまづくポイント①

          「ファイルを選択」はなくて、「フォルダを選択」の怪。

          電子レセプト。 医療機関によって、ファイル名は違いますが、拡張子は共通していて「.UKE」です。 歯科医療機関ならば、「RECIEPTS.UKE」という名前のファイルです。 中身は、テキストファイルです。 オンライン請求するときに、ブラウザで、この名前のファイルを送るのですが、ファイル名を選択する局面で、ファイルが保存されているフォルダを開いても、このファイルが表示されません。 通常、拡張子を指定してファイルを検索する場合、フォルダを開いたら、該当の拡張子のファイルが表示さ

          「ファイルを選択」はなくて、「フォルダを選択」の怪。