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雑記1047「最高レベルの人ならどうするのか」

さてと、大谷君にそそのかされてマンダラチャートを完成させたわけだけど、シンセの前に置いて毎日見るようになった。オレの感心つきで見るようになった。
めでてぇヤロウだなーと思う。自分で感心しながら毎日見てんだから。最初「えー、書こうかなー、メンドくさいなー、恥ずかしいなー(誰も見ないんだが)」と思って、書くかどうかだいぶ迷ったマンダラをかなり見てる。いやー、書いて良かった。


で、我ながら天才的だなーと思う項目がいくつかあるんだけど、そのうちのいっこを説明しよう。
え、いらん? だわねぇ。オレも人のなんか読まんし。ま、日記なので許してちょ。

これの一番右下のね、「快感の転移」ってやつ。意味わからんやつだね。
鍵盤上達のために厳選された8項目のうちのひとつにわざわざ入れてあるねー。
ま、できたら天才だけど、できねば頭のおかしい人の発想ってことになる。まーでも武井壮も馬の肉ばっか食ってた時期あるって言ってたからね。そりゃ速い動物の肉食ったほうがその肉が脚に行くだろうってことでね。いや、あの人アホじゃないから。すこぶるつきの聡明さんよ。


発端はゼルダにハマってたことがきっかけだ。
ゲーム内の景色も新境地も、素材集めも、戦闘も、何もかもが楽しい。ストーリーだって最高だ。だからどんどん時間が過ぎてく。精神と時の部屋の逆バージョンだ。もうこんなに時間が過ぎてんのかよ、と。
で、冒険から帰ってくると空しさだけが残る。そりゃそうだ、オレ冒険してないからね。
松ちゃんが筋トレやりだしたのもバイオハザードやってて、こんなひ弱なオレがゲーム内の筋骨隆々の男を動かしている…ってことに腹立ってきて自分も鍛えはじめたらしいけど、それと似たようなもんだな。そんなもんで万能感、得られないのよワシ。アホ凡夫どもと違うんで。しんどいけど違うんで。それ屈辱でしかないのよ。

話長なるなこれ。
で、なんの関係があるかってーと、つまりよ、ゲームやってる3時間はあっという間に楽しく過ぎてくのに、鍵盤の基礎練の3時間は苦痛でしょうがないんだよね。なんなら早く過ぎろって思っちゃってる。本質逃がしちゃってる。

オレは、そう思うこと自体が、何よりも、耐えがたい。
それじゃあ、メシ・カネ・オンナ・動物・デジタルのレアアイテム(笑)が網膜に映っただけでヒャッハーなっちゃうチンカスクンどもと一緒やんか。そのこと自体が苦痛で苦痛でしかたない。
上原ひろみは昔からなんでもできて(オレがやる水泳もだ)、できるから飽きちゃってきたんだけど、ピアノだけはとめられんかったっていう。
そういうの見ると悔しくて悔しくてねぇ。「ゲーム」っていう、誰でもがハマれる、ハメられちゃう汎用性の高い依存作業に没頭するのがムカついてしょうがないんだよ。でも、そうは言うても楽しいわけじゃんか。
マリオ、ドラクエ、格ゲー…ドハマりしてきたよなぁ。それをウソにするの、難しいよなぁ。

そこでこの天才は閃くわけだよ。依存ってものが脳の生み出した幻ならば、このゼルダをやってる時の脳内物質の分泌を意志でコントロールできないのかね? んー? やれないのかねー? 基礎錬の時に持って来れないのかね~? ホントウにぃ~? ってな。

で、ちょっとやれてきてるんですよ。うーん、やっぱ天才だな。
常軌を逸してると自分でも思う。上手く弾けた時にゼルダでのアイテムゲット時の「やったー」の感覚だけをそこにうま~いこと移植するんだな。まぁ、難しいよ最初は。何日もかかる。でもこれ、みんな経験してると思うんだよ。
たとえばカメ。飼ってないカメ。飼う前のカメ。病気で死んだって全然構わない。知らないカメだもん。
でも何年も飼ってからのカメ。死にかけてて入院させたら治る、その費用に10万かかるっていったら、出す人多いと思うんだよ。東野幸治の話だったと思うけど。

つまり鍵盤に必死で関わってなかった状況を変えていくんだな。鍵盤ってものが人生の中で大きくなっていく。ゼルダは縮小していく。脳の快感物質に意志が勝っていく瞬間だ。
鍵盤の匂いを嗅いだり、顔を鍵盤にこすりつけてみたり、なんでもやる。「はぁ~ん」言いながらこすりつける。脳に鍵盤がだいじなものだと刷り込ませていく。「鍵盤愛」の項目にも関わってくるな。
むぷぷ。残念だな脳よ。おまえのその快感は錯覚だぜ。これからはオレは鍵盤でしか遊ばないから。ふはははは。

ってなことを来る日も来る日もやる。それだけで、脳は主が誰かを認識する。認識したら、褒めてやる。
だから1年前は言うこと聞かなかったら自分の顔殴ってたけど(それはオレなんだが)、いまは弾けなかった部分を弾けるようになってきたら、自分で自分の頭を両手でナデナデしてやってる。「よーやった。よーつないだな(シナプスを)。いいじゃないか、いいじゃないか」って。
この「いいじゃないか」はこないだ見た孫正義のソフトバンクアカデミアでの受講生が意見を述べた時に孫氏が言った時の言い方と同じものだ。つまりオレは孫正義に何度も褒められていることになる。むぷぷ。
その「いいじゃないか」をひたすらやる。頭は撫でっぱなしだ。ムツゴロウさんのあのヨーシヨシと同じ感じで。ただひたすら思いっきり褒めてやる。
「思いっきり褒めてやる」ってオレが思う時にはもうオレは星野仙一になってる。孫正義を降ろすために、褒めるサイドの自分を強めるために、星野さんを降ろすんだな。イタコのダブルブッキングだよ。こうしてどんどん偉人が乗っかっていくのだ。


…という暮らしを送っております。
だからかしらんけど、眠気がすっごい増えた。

ということで、啓蒙書なんか何冊買っても意味ないっての、ウソっぱちだぜ。そいつが意味にできんかっただけで。




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【今週の過去分オリジナルソング】




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