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休んでます

最近考えてることを、つらつらと書きます。

自分のやっていることを、ちゃんとプロダクト化していかないと

他人に、自分が培った経験や技術をタダで提供することになる

その分のリターンがなくても
でるお金をちゃんとコントロールしていけばいい
お金以上の価値があるんだ
そんなことを考えながら、色々やってましたが

忙しくしている中で 段々とそのコントロールに割く頭のリソースがなくなっていき、疲れてしまったみたいです

どこかに行くのにはクルマが必要で
メシを食うのにも 東京に住んでいる限り金が必要になる
自分のやっていることが、人の価値に繋がらない、どう繋げていいか分からない

だから、籠ることにしました

近しい人に共有していた「海外に行って旅をする」という目的も
今の自分が関わっている人たちのコミュニティ内で
これから自分がどのように、熱意を持って楽しく活動し、かつ、生活を成り立たせていけばよいか
分からなくなったからです。

実際は、一旦色々なところから離れて、多角化しすぎた「サーダン」の活動を、洗練させて、次のレベルに持っていくために、休んでいます。

ここ数年 アーティスト活動を投資領域として
自分のIT系の仕事で稼いだ稼ぎを さまざまな活動 (人から見ると遊びに見えるようなこと) に投資してきたけど
うまくリターンに実らず 資金が無くなってきました

どんどん 金ばかりが減っていく割に
豊かになっていく感覚がない
誰にも頼ることもできない

いつしか、「楽しい仲間との楽しい時間」が、対価を支払わない「言い訳」に使われているように感じるようになってしまいました。

自分のやってきたことは
コミュニティを作り
イベントをオーガナイズし
数十万円の音楽機材やソフトウェアを自分で購入し
ローカルなアーティストコミュニティの中では真っ当なギャラを払い
プロジェクトをマネージし
必要があれば、告知グラフィックや映像を作り
車を出し、人と人を繋げ
ライブをする、ということを、ほぼ全て自己資金でやってきました

しかし、どうやら、今の自分の実力では、それだけでは生きていくことはできない、具体的にいうと、普段の活動に際する出費、20〜40万円を賄うことはできないようでした。

足りない分は、今でもIT系のマネージャーの仕事で食いつないでおります。
雇ってくださった方々、仕事を紹介してくださった方、本当にありがとうございます。

たぶん、どこかでストレスがずっと溜まっていて、焦燥感が募っていたので、
毎月の収入は80万円近くありましたが
だいたい、税金、年金、仲間の家賃の建て替え、移動費、食費、飲み代、機材購入などで消えていきました。

ビジネスを進めるために、色々なコーチング、マーケティング教材、書籍を購入して、自分なりに勉強して、試してみました。
訳も分からなかったので、不必要にたくさん買ってしまった気もします。

けど、今の段階では、うまく実りませんでした。

その原因は、
・自分のやっていることの価値を、商品として設計し、提示しなかったこと
・自分が自分のやっていることの対価をしっかりと設定していなかったこと
・忙しさにかまけて、自分の出費を管理できなかったこと
・最初から多すぎる関係各者を巻き込もうとしすぎたこと
にあると思います。

対価を設定しないので
安い対価しか支払えないコミュニティの人、または自分のやっている「こと」に特に価値は見出してない人と繋がることになる
そうすると、自分の提供するものの質も
段々とそのコミュニティが求めるものへと変化していく
コミュニティに貢献せず、自分の利益だけ取った後は消えていくフリーライダーが生まれる

正直、僕のやっているコミュニティビルディングや、イベントオーガナイズ、クリエイティブディレクションは、誰でもできることではないと思います

IT系の仕事のマネージャーとしては、最低でも時給単価5000円からで受注しております

ラッパーとしては、一ライブ1000円〜2000円、条件がいいライブの場合、1万円〜25000円でブッキングしてもらっています。

サーダンを「友達同士の遊び」ではないかたちで呼ぶのであれば、最低でも時給5000円からが相場です。

資本主義的な枠組みは、たしかに弱者に冷たいように感じますが、

そのオルタナティブを提示するコミュニティにおいては
能力のある人、いまリソースを持っている人の倫理観や熱意、愛着感情に依存したシステムがあり、その多くに持続性がないことを、ここ数年で痛感しました。

資本主義的枠組みの中で上手くやれなかった人たちが集まると、その能力のある人に提供できるものは「ありがとうの気持ち」みたいな、カタチのないものになっていきます。

しかし、「気持ち」や「いいね」だけでは家賃は払えないし、ガソリンも買えません。
運良く、家賃タダで住める場所にありつける人はいます。
ただ、どうやら僕にはその才能はない、というか、どこかその関係性に「いびつさ」を感じてしまう。

コミュニティとして、本質的な価値を提供できる人が少ないコミュニティは、いくら表層を楽しそうに取り繕っても、衰退することを学びました。

それは、国や会社のスケールでも起きてる気がします。

理想を語る世代が、実は親世代の貯金を切り崩して上手くいっているように見えるだけだった、ということはよくあります。

僕はいま、次の活動方針を練るために、活動の範囲を絞り、ゆっくり休んでます。

その休む場所も、結局自分が頼ったのは、高度経済成長期の時に、サラリーマンとして働きながら、ローンを組んで家を買った自分の両親の家です。

他の場所は、息をしてるだけで金を払う必要があるか、他者との関係性を常に機敏に考えておく必要があって、精神的に負担があります。

その現実を乗り越えることは、いまの自分にはできませんでした。

理想を語るキラキラ部署が、実は倫理的にグレーなことをするブラック部署の利益で賄われていた、ということもよくあります。

僕は、その現実と戦うために、「自分で稼いだ金を、理想のために投資していく」という選択をしましたが、どうやら、投資の仕方を失敗したようです。

まず、自分のアーティストとしての能力や才能を開花させる為の投資が第一
次に、自分の健康を保つ為の友人との繋がりや、自分の心身のケアのために払う投資

いまは、自分のやっていることに価値を感じてくれていて、かつ相応の対価を、資金や物資などの「現実的なかたち」で提供してくれる人に、これからは向いていくべきで、彼らに最優先で行動していくべき、と思ってます。

正論は耳に痛いけど、正論を耳にしっかり入れて、その上で乗り越えてこそ、本当の次の理想が作れるのだと思っています。

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