こんにちは。シナジーマーケティングのコーポレートクリエイティブチームです。【前編】入社式体験づくりを企画に続き、今回は実際に制作した”Welcome Box”（ウェルカムボックス）の中身をご紹介します。

背景

愛着や親しみ、帰属意識など従業員のエンゲージメントを高める、よりよいオンボーディングに向けた入社キットはどうあるべきか？を議論し設計してきました。
入社式体験づくりの企画については、以下の記事をあわせてご確認ください！

「Welcome」と迎え入れる一体感の醸成

まず、新卒メンバーを受け入れるための一体感や一貫性を醸成するために、入社式というひとつのイベントとして、イベントロゴを制作しました。

もちろん当社の「赤」でカラーリング。

• ストレートに”Welcome”が伝わること

• 2023年を入れること

日々の業務はオンライン上でのやりとりが主になり「誰が何年新卒？」と在籍メンバーも迷っています。いつ入社したのか？ということを少しでも記憶に残してほしいな、という思いがあり、ビジュアルとともに印象づける目的です。

ロゴデザインの制作ポイントとしては、

ロゴマークとしてグッズ全体にバランスよく使用できること

ロゴの草案を出す段階から、タンブラーなどのグッズのモックイメージに当てはめ、使いやすさを考慮してデザイン案を選定しました。
検証の結果、細長い形状のロゴはグッズに落とし込んだ際に使いづらかったため、汎用性のあるスタンプのような丸い形状を採用。

フォントについて

『Welcome』部分
歓迎する私たちからの、初めの挨拶の言葉。
軽やかで親しみやすい印象を持たせるために、筆記体フォントをアレンジして使用しました。
『2023 Members!』部分
もともとの新卒歓迎コミュニケーションの社内課題として、既存社員からは毎年の新卒メンバーを年度別になかなか認知できないというものがありました。
そのため、年度の数字部分は力強く視認性の強いフォントを使用。
バーチャル背景や名刺などのグッズに取り入れることで、既存社員の記憶に繰り返し刷り込んでいくことを狙いとしました。

形状について

新たな環境で萎縮せず、組織の輪の中に新たな刺激を運んでほしい。という想いを込め、丸に穴を開けた開放的な形を採用しました。

そして、こちらが”Welcome Box”の完成形です。

イヤホン

研修やらMTGやらオンラインが主流ですので、欠かせないアイテム。これは、ただただほしい！うらやましい！との声が多数でした…！

ノート＆ボールペン

パソコンやスマホでメモするほうがスピード的にも効率的ですが、手書きのメモで自由にオリジナリティを発揮してほしい、社会人として初めて学んだ重要なことはぜひこのボールペンでノートに残してもらえると嬉しいですね。

仮名刺＆名刺ケース

上司や先輩に自分を知ってもらうことが会社に馴染む近道なはず。そのためには、自分のことをどんどんアピールしていこう、そんな体験を作れたらという想いで「仮名刺」を制作しました。当社は4～5月は研修期間で配属前には部署が決まっていないこともあり、入社時点では名刺がありません。
なので、この「仮名刺」を使って、名刺交換のビジネススキルを身につけることはもちろん、上司や先輩へ話しかけるコミュニケーションのキッカケになることを期待しています。

仮名刺には、社員のみ閲覧可能のプロフィールページを読み込めるQRコードも配置しています。それを読み込んで、初めまして以降の会話のきっかけにしてほしい！

タンブラー＆ドリップコーヒー

研修や業務の合間にホッと一息つけるようにタンブラーを。デスクワークが中心の働き方に必須のアイテムですね。あのゾウのマークにもひとつのこだわりが込められています。保温・保冷力大事！

また、当社のカルチャーである「A Sense of Values」の7つの行動基準を表すイラストをオリジナルドリップコーヒーにプリントしました。
これらは新卒メンバーへの”Welcome Box”に詰めるのみではなく、大阪＆東京オフィスの休憩エリアにも設置しています。新卒メンバー含め社員同士がコミュニケーションしてもらうことを目的としており、日々業務を遂行する際にひとりひとりが守るべき「A Sense of Values」を互いに語らい、カルチャーが定着することを望んでいます。

クレドブック

そして忘れてはいけない、今年初めに制作したクレドブックも”Welcome Box”の中へ。
こちらも当社の価値観やビジョン、社員としてのあるべき考え方や行動など働く上で必要なものが全て詰まっています。
※クレドブック制作についてはこちらもぜひ読んでくださいませ！

ステッカー

イベントロゴをドーンっ！とステッカーにしました。
社用携帯のスマホケースに挟むのがオススメ！

バーチャル背景とSlack絵文字

”Welcome Box”には入りませんが、デジタルコンテンツとしてバーチャル背景とSlack絵文字も用意しました。これらを活用して、顔と名前を覚えてもらうことはもちろん、円滑なよりよいコミュニケーションにつながっていくことを期待して作りました。

さいごに

”Welcome Box”もらったときの「わぁ～！すごい！」が聞きたくて、そして社会人スタートのこの日をいつまでも記憶に残してもらいたくて、できあがりのイメージを持つためのプロトタイプを作り試行錯誤を繰り返しました。手作り感満載の仕上がりですが、他の社員にも「ほしい！」と思ってもらえるギフトに完成することができました。

こらからもさまざまなプロジェクトを通して、よりよい体験づくりを企画・設計していきます。デザインの力を通して社員のエンゲージメントを高めていくことで、さらに当社のファンを増やす活動へつながる形を創り続け、発信していきたいと思います。

追伸：
Wantedlyでも”Welcome Box”制作のインタビュー記事を公開しています！