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観察はデザインに勝る

陶器のプロダクトを授業課題で選んでやっている人がいますが、陶器らしく見えるCGになってない。
という人が大半です。

CGの技術が足りないのも一つですが。

陶器はそこまで精度が出ないし、釉薬でエッジは少し柔らかくなるし、厚みも1cmもあれば乾燥で非常に時間がかかる上に、割れる心配もあるし。

と、なかなか陶器の特性を考えた上でのデザインとそのビジュアライズは学生には難しいわけですが、まず陶器製品に実際に触れて観察することをしていなくて、いきなりCGで作るのも原因かと思います。

いや、実は見ているのかもしれませんが、見足りておらず理解していなのかもしれません。

よく観察して測量して、トレースしてみる。という経験が必要です。

実際に厚みや重さを経験して物質として感じたらCGにも重みが出てくると思います。

観察力とデザイン力は比例する。と思います。

「観察はデザインに勝る」と秋田道夫先生も言われていました。

まずは観察です。

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