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続けるのに大切なのは"休息タイム"かもしれない

私は続けるのが苦手だなと思っていました。でも、続けられていることも確かにあるのです。幼い頃の習い事から、少し思い返してみました。

習い事から思い返す、続けられなかったこと・続けてること

幼い頃、私は習い事で水泳・バスケ・書道をやっていました。

水泳教室はクラスがあるのですが、それまでは比較的泳ぎ方や泳ぐ長さを伸ばすのを目指すことだったのが、小学5・6年生あたりに一番上のクラスになると、急にタイムだけを縮めることが目的になってました。そしたら、すごい息が苦しくて泳ぐのがとてもしんどくなって辞めてしまいました。(その後しばらくは泳ぐのが怖かったです・・。)

バスケは、いわば先輩からのいじめでした。4年生だったときに、補欠でたまたま試合に出たのですが、そこでちょこっと活躍しちゃったんですね。そしたら監督が試合中に5年生に対して4年生が活躍してるのにおまえらダメじゃん的なこと言って叱ってたんです。(めちゃくちゃ厳しい監督でしてね・・)まあ、そこからですね、5年生の先輩方から日々の練習中に私へのいびりが始まった訳です。さすがにしんどくて辞めました。

一方で、書道は今でも続けています。

書道でしんどいことがなかったかというと決してそうでもないのです。高校生の時に、書道専門の学科に進んだのですが、専門ということは周りにも上手い子がたくさんいます。定期的に作品展にも出すので、常に競い合い状態。頑張って放課後自主的に練習もしていましたが、しんどくなって学校にいけなくなってしまいました。もちろん書道教室にも行けなくなり、それから1〜2年の間は筆を取ることができませんでした。

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続けるには、お休み期間も大切かもしれない

しばらく家に引きこもったのですが、転学してそこにたまたま書道部がありました。部員は私一人でした。(もしかしたら幽霊部員もいたのかもしれないですが。)

放課後に、書道部の顧問の先生と雑談しながらマイペースに書道を再開しました。小学生の時から通ってた書道教室にもまた行けるようにもなりました。書道は、商売や競い合いのためにやりたくないな、やらなくてもいいんだとハッキリ思えたのはこの頃です。意識したくなくても、無意識にこの辺は書いていると頭をよぎってしまうんですよね。もっと上手くならないと、と。

書道において、「上手いこと」より「楽しいこと」が私の中で優先度が高くなったんです。これはこのしんどい→休む過程を踏むことによって生まれたものだと思ってます。

それから不思議というか面白いことに、作品展で入選したりと良い成績が残せるようになりました。
書道教室の先生がそんな私の様子をみて、「競争に囚われている人は、本当に肩の力が抜けてる人にはなかなか敵わないものだ」的なことを言っていた記憶があります。

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限界まで無理をして続けると、再開したくなくなる

思えば、水泳もバスケも自分の限界まで耐えていて、本当にギリギリになったところで辞めていました。だからこそ、嫌な体験がこびりついたのでしょう。たしかに両方途中までは楽しくやっていた記憶もあるはずなのに、その後、また習い事として再開しようとは思いませんでした。

仕事でも同じことが言えるように思います。私も結構限界まで無理をしがちなので、本気で限界になるまで続けるのがもはや癖になっていました。限界まで頑張ることがいいこと、あわよくばカッコイイと思ってたんですね。

でも、そうすると自分は必死にやってるつもりでも、ミスやコミュニケーションエラーが起きがちになって、心身ともにボロボロ。人間関係も悪化。会社を去ることになります。

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休んでも、心から続けたいことはまた再開し始めるだろう

途中で辞めることは悪いことだと思われがちだし、自分自身も思いがちです。でも、続けていると必ず、仕事でも趣味でも日々の生活でも「辞めたい」と思うタイミングは訪れます。

失敗し続けた私が覚えたのは、本気で辞めざるを得ない状況になる前に
・しんどかったら適度に休む
・ちゃんと調整する(調整方法がわからなかったら誰かに相談する)
こと。

これが、言葉で言うのは簡単だけど、実行するのがなかなか難しいってやつですね・・(笑)

まあ、続けてたことを辞めるのに罪悪感を持つなら、まずは一旦休もうぐらいの気持ちで、しんどいなあと思ってる方はお休みしてみてはいかがでしょう?

長い目でみれば、一旦お休みしたことで、より長く続けられたなんてことが起きるかもしれません。私もそんなこんなで書道は、始めてから20年以上経ち、つい先日とうとう師範代になりました。

じつはnoteなど書くことからもだいぶ遠のいてお休み状態だったのですが、少しずつ再開できたらなと思ってます。かなりお久しぶりの投稿でした。では、おやすみなさい。

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