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価値観の違う人に怒らないコツを「猫」から学ぶ

猫は人間の考えや価値観など気にしない。
ご存知の通り、かなり自己中心的な生き物なのだが、そこが逆に人間と似ているというのも憎めないポイントなのかもしれない(笑)

そんな猫と生活していると、対人でも教訓になりそうなことがあるように感じたので書き出してみる。

< 怒っても意味がない🐾 >

例えば、猫が人間の食べ物を持っていこうとしたとき。
猫はそもそも『人間の食べ物を持っていってはいけない』というのを知らないし、理解しない。

だから、猫にいくら怒っても何も通じない。(そもそも言語も通じないが。)彼らはよくわからずに怯えて隠れるか、ポカーンとしてるか、逆ギレをするか、のどれかである。

人間の場合でも、やり方や考え方が異なる人がいる。

その人が何か失敗をした時に怒る際に、その人が理解できるように説明できなければ、彼らはよくわからずに怯えて隠れるか、ポカーンとしてるか、逆ギレをするか、のどれかである。

価値観が異なる相手へ怒ったり諭そうとしても、こちらが無駄に労力を使うだけで無意味なのである。

価値観が近しい人または相手の立場になりきれるのなら説明を試みたいが、諦めるのも大事だ。
その人が理解できるのか・できないのか見極めれる能力も必要かもしれない。

猫に怒っても意味がない。
大声を出したり、お尻を叩いたりしても、彼らは同じことを繰り返す。
お互いに疲れ果てるだけなのだ。

だが、しかし、人間は感情の生き物だ。
イラッと来てしまうのも仕方ないし、抑制するのも逆効果だ。

そこで一つ、私が実践していることを紹介する。

< 私の怒らないコツ「ねー?💕」 >

猫が何かやらかしたら、
「私がそこに置いておくのが悪んだもんねー?💕
と猫に話しかける。人間の場合は言語が通じてしまうので(笑)、心の中でつぶやくか、誰もいない場所で声を発しよう。

この時、できるだけ小さい子やペットに話しかける、ねー?💕な口調が大事。これすごく真面目に言っている。

決して相手を馬鹿にした口調ではなく(これだと怒りの感情がまだ混ざったままだ)、自分のせいだと開き直ったっり自分を卑下することなく、
とにかくポジティブにおどけた感じだ。明るく楽しくファンシーに。(謎)
舞台女優や俳優になりきった感じが近いかもしれない。

そうすると怒りの感情がスッと消える。

怒りを引き伸ばしてしまうと、感情が高ぶっている状態なので、冷静な判断ができない。そうすると、改善もできなくなってしまうのだ。

< 同時に対策を講じる🐾 >

「ねー?💕」で落ち着いたら、何故イラッとする出来事が起きたのか?同じことが起きないためにどうするべきか?を考えて、対策を講じることが大事に思う。

人間に対してもそうだが、対策を後回しにしてしまうことが多い。
そして毎回同じことで怒ることに…。

でも、すぐに対策をしてしまえば、二度と同じ「イラッ」は訪れないのである。これほど、平和で精神的に健康なことはないだろう。

私の猫はあまりイタズラをしないので、私は家の中で怒ることがない。(自分の家の中なのに怒るなんてそもそもバカバカしいことだ…!)
これは猫が良い子なのではなく、人間がイラッとする度に対策を講じたからであると思っている。

最初はもちろん失敗することも、イライラすることもあった。そこから徐々に改善して今に至っている。

実家にも猫が3匹いるのだが、猫たちに怒ってばかりいた父に、上記のような「怒っても無意味」という話をした。
そして、先日久々に会ったら「その話を聞いてから、なるほどなと思って、最近は怒らないようにしてる。だいぶ心穏やかに過ごせるようになって、少し猫たちも傍によってきてくれるようになった」と言っていた。

当たり前といえば当たり前だが、それまで父は悲しいことに、怒るものだから猫たちに嫌われていた。もちろん父自身も猫に嫌われるのは悲しい。でも、怒らないとダメだと思いこんでいた父。だが、猫にそんな思いは一生伝わることはないのだ…。

よく自己啓発本に書いてあることだが、『相手を変えようとするよりも、自分(の考えややり方)を変えてしまう方が手っ取り早い』とはこのことかもしれない。

ここまで偉そうに語っているが、私自身まだまだ人間とのコミュニケーションは大変だし上手くいかないことも多い。

だが、感情の波が激しくて面倒くさい私でも、価値観の違うダーリン(猫)とラブラブな生活を送っている…!

猫からこうして、自分のペースでハッピーに生活するコツを学ぶことも多くて、そういう意味では価値観の違う生き物と生活するのは面白い。

とりあえず、うちの猫かわいい。

最後まで読んで頂きありがとうございます。頂いたサポートは私の癒やし担当、愛猫シャーロックの胃袋にしっかりおさめます!