かじやん

イメージしたことをカタチにするのが好きな研究家。関心事は社会イノベーションと未来創造。

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最近の記事

次の時代へ向けて

今、私たちが生きている時代は「現代」とよばれますが、これは近代末期とも捉えることが出来ます。 近代と次の時代を分つものを考えるために特徴を整理してみました。 近代は、組織的秩序、リニア経済と大量廃棄、生産性、権利平等化の時代。 近代の次の時代は、個人駆動、サーキュラー経済とニーズ個別最適化、創造性、権利自由化の時代。 ちょうどこの移行期に私たちが生きているように見えないでしょうか? 何が、近代の終焉を規定するか、一言で説明は難しいですが、誤解を恐れずにいえば、地球環

    • 問題用紙

      私は学校の教諭でも、塾の講師でもありません。 ですが、頭の中で問題用紙を作ります。 相手の理解を得るためのコミュニケーションには、教えるか、問いかけをするか、大きく2つのアプローチが取れます。 受け手は外から来る情報に対して懐疑的です。程度の差はありますが、相手の言葉には「本当か?」と穿った聴き方をしています。 従って「教える」というアプローチを取る場合は、この疑いのフィルターを抜けた分しか、相手に伝わらず、伝達効率が悪くなりがちです。 一方で、「問いかける」という手

      • 「問題無い」は問題あり

        「問題無い」という言葉があります。 面白いことにこの言葉が使われるシチュエーションは、実際には問題が有る時ではないでしょうか? それなのに、なぜ「問題無い」と発するのでしょう。 例えば、それは、相手を安心させるための配慮であり、今ここで問題を表明したところで、状況が大きく改善するわけでは無い… といった思考が働くからではないでしょうか? そもそも「問題が有る」と発するためには、一定の思考が発生し、脳が大きくエネルギーを消費します。そのため反射的に「問題が無い」と発する

        • 多様性は大事

          「多様性は大事」 私もそう思いますが、何故そう思うのか、会話してみると全く違うことを考えている人がたくさんいることに気がつきます。 これは個人的な意見ですが、多様性が大事なのは一人で考えるよりも「面白い考え」が生まれるからだと思います。面白い考えというのは、独特な考えであり、インスピレーションを与える考えです。 問題に対する「答え」かもしれないし、答えに到達するためのアイデアかもしれません。いずれにしても、目の前の障害物を乗り越え、前に進むために必要な知恵だと考えていま

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