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対話に必要なあれこれ

対話とは

対話とは「お互いの〈意思〉を確認し合うコミュニケーション」のことだと私は考えています。ここでいう確認の対象となる〈意思〉とは、〈他者に伝えたいこと〉と言い換えられるものを指しています。

そしてこの〈他者に伝えたいこと〉は、いくつかの観点に分類することができると私は考えています。

イメージ

当人にとって言語化が難しい想念。絵的なものだけでなく、心地良さや悪さ、ざらつきやトゲトゲしさなどの感覚、くっきりしていたりぼんやりしていたりするそれらを、どんな言葉にすればいいのかわからないものたち。

発された言葉にこだわってしまうと捉え違いしそうなもの。

感情

体験と強く結びついているもの。間違った言葉で表されたり、複数の感情が混ざり合って言語化しにくかったり、どんな言葉にしてもズレてしまいそうなものたち。

これも発された言葉にこだわってしまうと捉え違いしそうなもの。

意見

言語化された思考。論理的であったり、論理的でなかったりする主張や疑問。言葉の選び方を間違ったり、根拠が示せなかったり、感情が先走って冷静になれなかったりして、本当は自分の中でまとまっていないことも多いもの。聞き手の顔色を伺ったり、自分の評価を気にしたりすることで、本当は思ってもいない優等生発言だったりすることもあるもの。

これも発された言葉にこだわってしまうと捉え違いしそうなもの。

文脈

何についての話か。見ているところが違っていれば見えるものも違ってくる。立場が違っていれば解釈も違ってくる。目的が違っていれば欲しい答えも違ってくる。

何についての話かを合わせないと、そもそも話が伝わらないもの。

意欲

[したい/したくない]、あるいは[されたい/されたくない]こととして表現される気持ち。当然伝わるだろうと思っていると、あえて言葉にされなかったりするもの。

今の発言の背景に何か意欲はあるのか、それとも特にないのか。強い感情が示されるかも知れないもの。

状況

体の疲れ、心の疲れ、最近の体調や精神状態。事情。

丁寧に問いかけても答えてくれないかも知れないもの。

秘密にしておきたいかも知れないもの。

まとめ

確認は誤解したくないという気持ちの現われです。だから対話において、確認はとても大切なプロセスです。

ですが、「何を確認したいのか」を意識して確認しなければ、形だけの確認になってしまうだろうと思います。「何を確認したいのか」を意識して確認すると、精度を高められるように思います。

もちろん、ここに書いた6つ以外にも観点があるかも知れません。対話は主に言葉でやり取りしますが、言葉にならない、言葉にしたくない、そういうことは多々あります。

こちらに無くても、相手にはあるかも知れないのです。

もしかしたら、そういった言葉にされないものを想像する〈想像力〉こそが、対話にとって最も重要な要素なのかも知れません。

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