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スペインの育成年代ではアナリストとして次の対戦相手の映像をどのように入手してるのか -ユース一部リーグでは【プランC】まで必要-

Hola Chavales!!!!

少し今日はスペインの育成年代の事情についてシェアしたいと思います。

アナリスト】という立場4年目、

2022/23シーズンは【ユース一部リーグ】を戦いました。

結果で言うと、レアル・アトレティコに次ぐ3位。

昇格一年目の街クラブでは今までの歴史上で見ても3位フィニッシュは初の快挙だそうです。


大事なのはここからのハナシ。

【アナリストとして次の対戦相手の映像をどのように入手してるのか】

基本的には所属するグループ(カテゴリー)の各チームが自分たちの試合を共有する仕組みがあります。


要するに、

僕は僕のチームの試合の撮影したビデオを共有して、

他のチームはそのチームが撮影したビデオを共有する仕組みです。

なので自分で足を運び、ビデオを撮るということは基本的にありません。


で、初めは『自分たちの映像を相手に共有して大丈夫なの?』って思ってたんです。

でもよくよく考えると自分たちの戦術レベル・サッカーIQを高めるためには相手の戦術レベルも高い必要があります。


もう少し詳しく言うと、

自分たちだけ相手の情報を持っていて、【プランA】を準備したとします。

そして実際の試合で【プランA】が成功したとします。

その場合そこで終わるんです。


でも相手も自分たちの情報を持っていて【プランA:対策】を持ってたとします。

そうなると自分たちが準備していた【プランA】が機能しない場合があります。

そこで初めて【プランB】を表現するということが求められます。


こっちの方が自分たちに求められるクオリティが上がるんです。

要するにお互いの手の内を共有することで常にバージョンアップが求められるということ。


でね、

今シーズンユース一部リーグを戦って感じたのは毎試合ごとに【プランC】までは準備する必要があるレベルであると言うこと。

これって思った以上に当たり前の世界ではないです。


じゃあ具体的にどんなことをスペインのユース年代のトップレベルには求められてるのかというハナシを知りたい方は、

スペインサッカー研究所で毎試合ごとに実際のどんな準備をしてるのかというハナシをしてるのですが、

そこのハナシを読むと具体的にどんなことがユース年代に求められてるのかというのが分かると思います。


手の内を明かし合うというのが戦術的な要素に対して求められるレベルを上げるのは間違いないのかなと思ってます。


以上、スペイン育成年代の事情でした。

【スペインサッカー研究所】

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経歴:【アナリスト(分析官)】

2019/20:ラージョ・バジェカーノU-16
2020/21:ラージョ・バジェカーノU-17(ユース3部:優勝)
2021/22:ラージョ・アルコベンダスU-19(ユース2部:昇格)
2022/23:ラージョ・アルコベンダスU-19(ユース1部所属)

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