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ティモ・ヴェルナーの圧倒的なスピードがカウンターで生かされなかった理由には走り方に原因があった -カウンターの勢いを失わないための離れ方のハナシ-

Hola Chavales!!!!

今日のテーマは【カウンターにおける走り方】のハナシです。


本題に入る前に今回は今から約2年ほど前にスペインサッカー研究所で投稿されたカウンターの記事を読んでもらおうと思います👇


“カウンターアタックを確実に仕留めるための2つのポイント −ゴールにつながるカウンターに共通しているコト“

ではサッカーのハナシをしていきます。

今日のテーマは【カウンター】です。

今までスペインサッカー研究所では、【カウンター】についてたくさん話してきました。


で、実際のカウンターのシーンでよく聞かれるスペイン語が2つあります。

Separar(離れる)

Fijar(固定する)

後者の言葉は聞いたことあると思います。

ビルドアップのハナシでもよく僕が使っている単語なので。


今回はこの二つの言葉から紐解くカウンターのハナシ。

ちなみに今回のハナシは相手のハイプレスに対して中盤のラインを超えた時にも使えるハナシです。

先日のレアル・マドリード vs チェルシーの1stレグ。

チェルシーのカウンターアタックを元に悪い例をまずは紹介していきます。


悪いカウンターアタックというのは、

【離れてないし固定できてないカウンターアタック】です。


『どんなカウンターアタックだよ』って思いましたよね?

そこを今から詳しく説明していきます。

(今は意味が分からないと思いますが今回のこの記事を読み終えた時には理解できます)


“離れる・固定するとはどういうことなのか“

実際のプレーから深掘りしていきます。


【シーン1】

相手のハイプレスにおいて中盤のラインを超えたシーンです。

サイドに張っているチェルシーの選手(ヴェルナー)に注目してください。


ゴールに向かって走ったことにより、

相手ディフェンダー(ヴァラン)に近づいているのが分かると思います。

要するに【離れる】というのは緑の矢印のコースということです。


結局相手に近づいたことによりパスが外側に流れてしまったシーンです。


続いてのシーンです。

今回は色々なシーンを見ていきます。


【シーン2】

こちらも相手のハイプレスにおいて中盤のラインを超えたシーンです。

チェルシーのFW(ヴェルナー)の走るコースに注目してください。


ここでも相手ディフェンダー(ヴァラン)と近いのが分かると思います。

【離れる】というのは緑の矢印のコースのことです。


またしても、

相手に近づきすぎたことによりパスが外側に流れてしまっています。


【近づくということ】

【離れるということ】


そして固定することの悪い例を最後に一つ。

【シーン3】

このシーンはカウンターのシーンです。

クロスのセカンドボールを拾ってカウンターのシーン。

ここでもサイドにいるチェルシーの選手(ヴェルナー)に注目してください。

離れるということは緑の矢印のコースです。


まずこのシーンでの一つ目の問題は、

ヴェルナーがまたしても相手ディフェンダーに近づいていること。


二つ目の問題はボールホルダーのドリブルです。

相手のディフェンダー(ヴァラン)を固定した上でパスを出す必要があります。


固定しないでパスを出してしまうと、

次にボールを受けた選手のところで1vs1の状況が生まれてしまいます。

そうなるとカウンターアタックのスピードが下がってしまいます。


今解説した3つのカウンターが、

【離れてないし固定できてないカウンターアタック】です。


ではここを踏まえて良いカウンターアタックを見ていきます。

【ボールホルダーのドリブル】【周りの選手の走るコース】に注目してください。


【シーン1】


【シーン2】


【シーン3】


【シーン4】


ボールホルダーがドリブルで相手を固定していること。

そして周りの選手がきちんと離れていること。

さっき挙げた悪い例と比べると分かりやすいと思います。


これがゴールに繋がるカウンターアタックの基本です。


(今日のハナシで引用した動画です)



改めて整理するとカウンターアタックのキーポイント👇

【離れること・固定すること】


ここを意識してプレーしたり・サッカーを見ると、

なぜ今のカウンターは上手くいったのか・上手くいかなかったのか。

そこが理解できるようになると思います。


一つの参考までに。


っていうのが2年前に書いた記事になります。


そしてこの2年間でカウンターについてもたくさん深掘りしてきた中で今日は【カウンターの勢いを失わないための離れ方】について深掘りします。


では続きはスペインサッカー研究所で!


【スペインサッカー研究所】

“ボールを触らずにサッカーが上手くなる“

“今までテレビで観てたサッカーがもっと楽しく観れる“

サッカーというスポーツを愛する全ての方に向けて、

頭が良くなるサッカーのハナシ】を1,000文字以上の記事で毎朝お届け。


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サッカーを知らないサッカーコーチ】と不定期でインスタライブしてます。

経歴:【アナリスト(分析官)】

2019/20:ラージョ・バジェカーノU-16
2020/21:ラージョ・バジェカーノU-17(ユース3部:優勝)
2021/22:ラージョ・アルコベンダスU-19(ユース2部:昇格)
2022/23:ラージョ・アルコベンダスU-19(ユース1部所属)

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