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言葉を選ぶ

地図に残る仕事。

大成建設のキャッチフレーズですね。会社の社会的責任、働き手のプライド、就活生から見た建設業界への憧れなどなど。様々な思惑をひとことで表した見事なキャッチコピーだと思います。

いつかの記事で書いた通り、私は不動産の仕事をしているので、言葉を扱う仕事とは無縁です。正確に言うと、「クリエイティブな」言葉を扱う仕事とは無縁です。

契約書や、覚書はよく作ります。苦痛です。笑

私は小さい頃、谷川俊太郎の詩が好きでよく詩を作っていました。詩はわざと文に余白や隙を作ることで、読み手の想像力を掻き立てるところがあると思います。幼いながらに、自分も読み手に「おっ」と思わせる文章が作りたいという思いがあったのだと思います。友達に見せるのは恥ずかしかったので読み手のほとんどは母親でしたが。

そんな気持ちを忘れて20年以上が経ちました。ただ、noteに出会って、文章を書くようになって、「クリエイティブ」な言葉選びをしたい、という衝動に駆られました。

「宣伝会議賞」という一般人が応募できるコピーライティングの賞があります。50以上の会社、もしくはその製品やサービスをPRする方法を考えるという課題ですが、共通するのは「短い文章で表現する」ということです。

これは自分のボキャブラリーの中から「言葉を選ぶ」作業な訳ですが、試しにやってみるとこれが想像を絶するほど難しい。たかが、一文、下手をすると一言の言葉を「選ぶ」だけなのに。これを仕事にすると思うとゾッとするほどです。

別にコピーライターになりたい訳ではないし、何の為に応募するのかと言われると自分でもよく分かりませんが、応募締め切りの10月31日まで、2日で1作品をノルマに応募し続けてみようと思っています。これはかなりの思考能力のトレーニングになるのではないかと。

少しでもいい言葉が選べるようになりたいものです。

本の購入費に充てます。薄給なのでサポートいただけると大変助かります。本で得た知見を皆様に還元できればと思います。