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なぜ「生き急ぐ」活動を再開したのか

 最近、Facebookを中心に読書会・100人チャレンジ・講座など、著書「生き急ぐ」に絡めた活動を活発に行っている。その理由を整理してみた。

背景

・生き急ぐは2021年3月に出版した自分の著作である。
・当初は名刺替わりに書いたが、気がついたら商業出版になっていた。
・当時運営していたオンラインサロンISOBUのメンバーを中心に応援していただいた。
・周囲の方は評価してくれたが、自分では本の影響力を信じていなかった。
・オリンピックを機にアントレプレナーシップを呼び起こす活動をしたいと思うようになった。(参考:noteに以前書いた投稿
・オンラインサロンISOBU(テーマは「自分探し」)および発信活動を休止して充電期間に入った。

きっかけと気づき

きっかけ1・スタハ東京の講演に講師として出たこと
 
9/9にStartupHub東京に依頼されて、起業マインドに関するウェビナーを行った。SNSで拡散したところ私の多くの知り合いが参加してくれた。事前・事後のアンケートにて多くの人からメッセージをいただき、自分の影響力を再認識することができた。
 活動休止期間に、批判的な声は自分によく届いていた。しかしながら応援や期待のメッセージはほとんど知ることが出来ていなかった。「ずっと磯部さんを追っかけています」「磯部さんの話が聞きたい」「人生が変わった」など思いも寄らないメッセージをいただき、自己認識を調整する必要性に気がついた。

きっかけ2・パーパスについてを考えたこと
 
病気や過去の辛い経験から、使命(ミッション)を見出すことはできていたが、社会的な存在意義(パーパス)は見出せていなかった。使命というのは、主に自分軸で発信するものである。言い換えれば「やりたいからやる」世界である。それに対し社会的になぜ必要なのか(=神様目線)を落とし込むことができていなかった。

アントレプレナーシップを呼び起こし、人々をウェルビーングな状態に導く

磯部一郎および福水戸家のパーパス

 アントレプレナーシップとは和訳すると「起業家精神」だが「挑戦して事業を創造する精神」と読み替えてほしい。起業しなくても、起業家精神は誰にでもあるものであり、呼び起こすことができる。アントレプレナーシップを呼び起こして仕事をしている方が、「ぶら下がり根性丸出し」、「惰性の日々で仕方なく働く」などといった状態より遥かに幸せだし、そのような人が増えれば社会は良くなる。

きっかけ3・偶然のフィードバック
 出版から1年半経過したタイミングで、偶然にも複数の方からフィードバックをいただくことができた。「感動して涙を流した」「人生が変わった」と、私が想定しているよりも高いフィードバックをいただくことが出来て、著書「生き急ぐ」の影響力を再確認することが出来た。

きっかけ4・顧客アンケートを改めて見返したこと
 株式会社福水戸家というスモールビジネス専門の戦略コンサル会社を経営している。少し前にマーケティング戦略を練る上で、以前取得したアンケートを見直す機会があった。お客様の多くが私の生き方に対する共感をコンサルを依頼した理由に挙げていた。
 当社の行うコンサルティングは戦略立案と事業の伴走役を中心に行っているが、戦略の元となるのは経営者の意識改革である。意識改革は様々な思考癖を診断し、パターン別に対処を行う。殆どの対処には勇気や決意が伴うことから「生き急ぐ」と重なることが多いのである。
 「生き急ぐ」は「アントレプレナーシップを呼び起こす」そのものではないかと考えるようになるには、さほど時間が必要なかった。

自己認識の覚醒

 上記のきっかけと気づきを元に発信活動が活発になった。また、以前に増して目的が明確になったことで、不要な自尊心を削ぎ落とすことができ、シンプルに目的に向かった行動とコミュニケーションを円滑に取ることが可能になった。また、幾度となく訪れた困難や生まれた環境に対して、自分なりの解釈を与えるに至った。

 「なぜ病気が10回再発したのか」
 「隠し子として、なぜ多大なる財産(推測)を継承できなかったのか」
 「なぜ置き屋で育ったのか」

 それらは全て意味があったと思えるようになった。恵まれた環境では決して生まれない能力と立場を活かすためだと…。
 自己認識が覚醒段階にはいり、迷いが消えた。本当の意味で自分がやるべきことが見えた。徐々に輪郭を形成し、大きな渦となる。

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