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修羅の国からこんにちは。早朝の街、狂気のバスで、俺は通勤。

朝、つい最近までウーバを使って、通勤をしていたが一日にかかるコストが、バカにならないと、早朝に出ているバスが、
職場のすぐ近くまで行くことを発見してから、出来るだけバス通勤にすることにした。

初めて早朝のバスに乗った日、その異常な状況を目にして少し怖くなった。
この街に住んで30年たっているが、
こんな形態の人間が、バスという狭い空間の中,
一定数以上つまってしまうと、”その場の空気”に影響を与えるんだなあ、ということを知った。



これじゃあただの酔っ払いぐらいにしか見えんな。

薬物中毒者、気狂い、
(あえて精神異常者、などともったいらないで
はっきり、イカれてるといいたいぐらい
この連中たちはぶっ飛んでいる)
の類はこの町では珍しくない。
近頃の薬品は(ドラックのこと、体をよくしてくれる方ではなくて、おかしくする方)
いろいろと強度は上がっている様で、使用者の反応が今までにみた事がないほどの狂乱ぶり。
よく上半身を完全に折り畳むようにして、何分も平気でたっているのがいるが
ほぼ毎日の生活の中で、連中を見ない日はないので、結構なれていたと思っていたのだが、甘かった。
通りなんかで出くわしたときには、こっちから近寄らないのでなんともなかったのだ。

動物園で素行の悪い猿などを、アクリル越しに見て、何やってんだコイツ?
と笑っていたようなもので、その猿と一緒オリに入るのが、いかに困難な事かと知った。
実際街中で会うバイオハザード的、気狂い中毒者は、少しおかしくなるぐらい
脱人間化している。
ゾンビ映画は昔よく見たが、あれがピッタリだな。



バス通勤をはじめて数ヶ月たち、
連中の生態がわかってきた。
写真や、動画なんかを撮影する余裕も出てきた。夜と霧の作者、が言っていたように、人間とはどんな状況にもなれるんだなと知った。

しかし、相変わらず、毎朝のバスの中は一向にゾンビが減らない。
早朝は必ず、何人かがバスにのってくる。
この路線の、通りひとつ向こうは、悪名高いテンダローインということも、関係しているが。

サンフランシスコの、テンダローインは薬物セントラル。売り手と買い手が集結する場所だ。
Polk street という通っているが、ここではよく、日本から来た遊び留学生なんかも、悪い薬品にはまってしまったのがいた。

この動画何回見ても気持ち悪いが、実物はもっと存在感強し。

昔の薬品って、そこまでイカれたりしなかったんだなと思う。
いやある程度は(かなり)ダメージが来ていたみたいだが、今出回ってる
のに比べればおとなしい方か。
なにしろ自分の手足切断に至ってもやめないぐらいなんだから。

このニュースで説明してるが、動物用の麻酔をミックスすると出来上がるドラッグ
らしい。
誰がこんなこと思いついたんだろな最初?
そういえば確か、歌手Amy Whouse も馬用の麻酔か何かでぶっ飛んで、死んだのではなかったか?
彼女の声、とてもよかたんだけどなあ。

Amy Winehouse is much more of a flash in the pan artist than the others on this list. With only two full albums under her tiny belt some might suggest she does not belong. Another way to look at it is that she should be moved to the head of the class. Her last album Back in Black was simply amazing and then the horse tranquilizers and alcohol hit her hard and it was over.

残念ながら、これがこの街の、現状。
今が最悪。
30年で、一番汚くて、一番危なくなってしまった、サンフランシスコ。

OD(overdose薬物の過剰摂取のこと) による死亡も一向に減らない様子。
法律上、ヤク中が助けてと言わない限りは、どこまでもほっといていいのだ。
さすが、個人の自由第一の国。民主主義ありがとう。

バスに乗ってもう一つ、気づいたのが、ここでは乗車賃を払わない人が増えた。
いや路線と、時間帯によっては払う人間の方が少ない。
早朝のバスで、チケット代金払っているのは、自分以外には
あと2人ほどか。
よく見かけるその男たちは、多分自分と同じ勤め人だと思う。
コロナ前まで、バスのただ乗りをする奴はいないこともなかったが、本当に少数だったが。

これからどうなるんだろう、この街。
2、3年じゃあまず、良くならないだろうと思う。
まあ、もし自分が親で、子供がサンフランシスコに留学したいと言ったら、
絶対に反対する。

ということで、なんらかの理由があって(映画Dirty harry が好き、ここのStart up で働き始める)サンフランシスコに来たいという人がいたら気をつけて。





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