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【YouTubeでは話せない話】DHU秋のオープンキャンパス2022。動画制作ワークショップ&卒業生アフタートークをお届けします!

2022年10月30日、デジタルハリウッド大学(DHU)で、秋のオープンキャンパスを開催しました。

自宅でまったりYouTube Liveを見るもよし、駿河台キャンパスでワークショップを体験するもよし。恒例となったオンラインとオフラインの同時開催となった秋OC2022。今年度最後のオープンキャンパスである今回も、多くの方々にご参加いただきました(ありがとうございました!)。

今回のnoteでは、オフラインの動画制作ワークショップ、YouTube Liveに登壇いただいた卒業生によるアフタートーク、そして「教授で社長!?」の吉村 毅先生の講義の様子を中心にお伝えします。

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【ワークショップ】“DHU SHOP”のオフィシャルPR動画をつくろう!

駿河台キャンパスで実施された高校1、2年生限定の映像制作ワークショップ。今回のテーマは「“DHU SHOP”のオフィシャルPR動画をつくろう!」です。

DHU SHOPは、2022年10月にオープンしたDHU公式グッズショップ。Tシャツやトートバッグなどのオリジナル商品が販売されていますが、まだ知名度は高くありません。そこで参加者の皆さんには、ショップの認知拡大を目的としたプロモーションビデオの制作にチャレンジしてもらいました。

講師は、DHU卒業生であり、現在は制作会社・インフルエンサー事務所の代表をつとめつつ、DHUで映像制作を教える藤吉香帆先生です。

今回のワークショップは、約4時間で映像作品を1本作成する内容。藤吉先生の指導のもと、「どんな映像を作るか」という企画から、動画撮影や編集といった制作、そして作品発表まで、映像制作における業務すべてに取り組みます

まずは、映像作品の根幹を決める「企画」を考えていきます。

・ターゲット
・DHU SHOPの魅力
・動画内のメインメッセージ
・表現方法

上記の4つは企画を作るうえで重要な要素。参加者はこれらの要素をふせんに書き出して、グループメンバーにアイデアを共有します。そのアイデアをもとに話し合い、グループとしてどんな動画を完成させるのか考えていきました。

DHUというクライアントから発注を受け、PR動画を作成し納品する。サービスの良さを理解し、ユーザーのことを考慮したうえで、自分たちにできることは何か考える。

動画クリエイターである藤吉先生も実際に行なっているプロセスを体験することで、自然とグループ内でのコミュニケーションは活発に。最初は少し緊張していた様子の皆さんも、積極的に意見を出し合っていました。

サポート役として、在学生がTA(ティーチングアシスタント)として参加

「SNSを使う若い人に対して、シンプルで使いやすいショップであることを伝える、ワンメッセージでバズる動画を作りたい!」

「エフェクトは少なめに、グッズ自体を前に押し出した動画を完成させたい!」

など、話し合いの末にグループの方向性が固まっていきました。その後、動画を15秒で収めるために、映像の設計図である絵コンテを作成。場面ごとのセリフやアングルなどが決まり次第、各グループの撮影が始まりました。

用意されたプロ仕様の撮影機材に、戸惑う様子の高校生の皆さん。使い方がわからないときは、在学生のTAが解説してくれます。今は頼れるTAの皆さんも、入学当初は初心者。技術的な部分は、これから少しずつ勉強すれば大丈夫です。

そして編集ソフトとの戦いを経て、全グループのPR動画が完成!

ワークショップと同時開催されていたYouTube Liveでも作品が紹介されました。

イラストと実写映像を融合させた作品や、「デジハリマン」というキャラクターが印象深い作品、DHU SHOPにつながるQRコードを載せる工夫を凝らした作品など、同じ題材でもグループによって作品は多種多様。魅力的なPR動画が「納品」されました。

ワークショップ参加者の感想
普段PCを触る機会がなく操作が大変でしたが、TAさんに教えてもらいながらなんとか完成させることができました。グループのみんなで考えを出し合ったり撮影するのが楽しかったです。

2期生によるトークセッション

「ザ・デジハリ列伝」と題し、YouTubeLiveのゲストとして卒業生トークをしていただいた、モンブランさん(デザイナー兼Vtuber)と山岸 由佳さん(ゲーム シナリオライター)。

おふたりとも2006年に入学したDHU2期生ということで、「DHU進学のウラ話」「在学中のエピソード」「制作のコツ」「現在のお仕事」などを本編では話していただきましたが、まだまだ聞き足りない!

というわけで、note編集部が登壇後のおふたりにお話を伺いました!

高校の先生に進学を反対されるも、なぜDHUに?

——モンブランさんと山岸さんはDHU2期生で、卒業生がまだ0名という時代でした。おふたりとも高校の先生に反対されたそうですが、それでもDHUに進学したのはなぜでしょう。

モンブラン:デジタル表現全般を、実践形式で学べるような大学がDHU以外に見つからなかったからです。

もともとイラストレーター志望で専門学校に行くしかないと思っていましたが、両親から「こんな大学もあるみたいだよ」とDHUを紹介されて。それで志望校のひとつになりました。

高校の先生からは「聞いたことがない大学だけど本当にここでいいのか?」と言われましたが、「それでも行きたいです」と言って進学したんです。

モンブランさん。3度の飯よりデザインが大好き。

モンブラン:入学後は、イラストサークルに入りました。ですが、自分が何日もかけてできるクオリティのものを、15分くらいでさらっと仕上げてしまう人を目の当たりにして、挫折しました。

そこから、現職でもあるデザイナーの道へ進み、イラストを活かす立場として仕事をしています。今思うともしイラストの専門学校に行っていたら、初年度で挫折していたと思うので、入学してから自分に合った表現方法を見つけていけるDHUに進学して良かったと思っています。

山岸 由佳さん。映画の予告編が大好物。

山岸:わたしはDHUがクリエイティブだけでなく英語にも力を入れていると知って、表現や英語などわたしがやりたいことが全部できる大学は珍しいと思い受験しました。

わたしの高校では知名度のある大学への進学が推奨されていて、モンブランさんと同じように先生からDHUの受験を反対されたんです。ですが「わたしの人生なので」と先生の意見は気にせず、DHUに入学しました。

DHUでの経験は、卒業後も活きている?

——現在モンブランさんはデザイナーを、山岸さんはシナリオライターとして活躍されていますが、DHUでの経験が今役に立っている、と思うことはありますか?

モンブラン:「何でも試してみる精神」はDHUで培ったものですね。難しそうな仕事を無茶振りされても、とりあえずやってみて、それで新しい知識が身について現在に至る感じです。

山岸:わたしは今の仕事で制作進行をすることがあるので、映像クリエイターやデザイナー、エンジニアなどさまざまな領域のプロと関わる機会が多いんです。

なので、DHUでいろんな表現方法をかじったり、ほかの学生とチームを組んでもモノづくりしたり、現役の作り手である先生たちの考え方に触れられた経験は、プロジェクトを回す立場として大いに役立っています。

モンブラン:あとは、授業内外の実践経験も役立っているかな。あのころは、先輩が仕事を取ってきて手伝いをしていたし、よく巻き込まれていた。

山岸:いろんな人に頼まれてたよね。わたしはそのほかにも、DHUの事務局の広報担当の方と一緒に、学祭の広報をサポートしたことがあります。

学祭のトークイベントのために、とある有名なアニメ制作会社に営業して、ご承諾いただいて、会場設営もして、当日は大勢の人がキャンパスに来てくれて。

大人と一緒に細やかな調整をしながら、こうやって大学の名前が認知されていくんだと一連の流れを見ることができたのは、新鮮な体験でした。

「ひとつの夢を追求しすぎている」「チームでの動き方を学びたい」そんな人はDHUへ!

——おふたりが思う、DHUの学風に合いそうな方ってどんな学生でしょう。

モンブラン:クリエイターを目指しているから専門学校に行かないと、と思っている人は、一度DHUを見に来てみるのが良いと思います。

今はマルチクリエイターの時代だと思っていて、圧倒的なひとつのスキルではなく、映像やデザイン、CGなどを組み合わせることで差別化を図る人が多くなっているんです。

ひとつの夢を追いまくっている人、漠然とクリエイターになりたい人などは、視野を広げられると思います。

山岸:わたしも似た意見ですが、これをひとつだけ学びたいという人ではなく、いろいろ学びたいって気持ちがある人がDHUに合うと思います。だから逆に、未知のものはそんなに興味がありません、って思う人はこの環境を活かせないかも。

また、クリエイティブな職種に就くなら、ひとりで1から10まで仕事が完結することはほぼ無いと思っているので、いかにチームで力を合わせられるかが大切だと思っています。

DHUの場合、チームでどんな動きをして、その中で各メンバーはどんな働きをするのか、その結果がどうお金につながるのかが、この大学で見えてくるんです。

なので、クリエイティブ業界の雰囲気を先に知っておきたい、チームで働くとはどういうことかを知りたい人には適した環境だと思います。

——ありがとうございました!

デジタルハリウッドには社長がいます

卒業生トークに続いてYouTubeLIVEで実施したのは、「社長室からお送りします。」という各業界で活躍する社長をお招きするコーナーです。

今回のゲストは、株式会社立大学であるDHUの運営元、デジタルハリウッド株式会社代表取締役兼CEOの吉村 毅先生です。

先生は社長でありながら、映像ビジネスの専門家としてデジタルハリウッド大学大学院の教授もしています。今回は現職に至るまでのキャリアや、現在関わっているプロジェクトなどをお聞きしました。

ここからはYouTubeLIVE本編でお送りした内容を、ダイジェストでご紹介します。

CCCやGAGAなどで、日本のエンタメ業界の発展に寄与

早稲田大学卒業後、リクルートで編集者やマーケターをしていた吉村先生。リクルート時代の先輩の縁で、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の増田 宗昭社長から「一緒に会社を作らないか」と誘われました。

後にCCCは、TポイントサービスやTSUTAYAなどを展開する大企業になるのですが、吉村先生が誘われたときは、立ち上がったばかりのスタートアップ企業。しかし増田社長からこんな風に口説かれたそうです。

「本はこれから映像になる。日本には本屋が約20,000店舗(1980年代当時)あるから、TSUTAYAがそのうち3,000店舗に必ず入る。今は1店舗につきTポイントカードを持つ人は約3,000人が平均だから、いずれ需要が増えて1店舗ごとに10,000人が会員になる。3,000店舗×10,000人の会員=3,000万人がお客さんだ」

増田社長が掲げる目標に納得できたことや、映像の市場規模がこれから大きくなると吉村先生が信じていたこともあり、先生はCCCへ入社。

そしてTSUTAYAや蔦屋書店のフランチャイズ展開が進み、その名は全国規模へ。2022年現在でTポイントカード会員数は7,000万人を突破しました。その創業メンバーのひとりとして支えたのが、吉村先生だったのです。

その後吉村先生は、日本の映画配給会社GAGA(ギャガ)やCCCグループの映画部門で、海外映画の買い付けや版権管理、プロモーションなどに携わります。

たとえば、チャン・グンソク主演の『美男ですね』を輸入したのが吉村先生のチーム。これによって『冬のソナタ』に続く、第2次韓流ブームが日本で起きたそうです。

そして2003年、「映画ビジネスの先生をしませんか」と吉村先生を迎え入れたのが、デジタルハリウッドの当時の社長でした。

映画バイヤーや教授、社長など何足ものわらじ生活

吉村先生は現在、デジタルハリウッドの代表や教授として活動しており、たとえば徳間書店とのコラボプロジェクト「日本IPグローバルチャレンジ」に力を入れているそう。

日本でまだ知られていない高ポテンシャルなコンテンツを発掘し、海外で映像作品化するのが本プロジェクトの目的です。

そこで生まれた企画が、2020年のアジアフィルム・ファイナンシング・フォーラムの絵劇映画部門の大賞を受賞。なんと香港政府からの出資が確約されました。

これから制作会社と学生がアニメーション映画の制作に挑むとのことで、現在でも日本のエンタメ業界を盛り上げるために、吉村先生は奔走されています。

吉村先生から高校生の皆さんへ
「みんなを生きるな。自分を生きよう。」というデジタルハリウッドからのメッセージがあるように、自分らしく生きたい人にとって、勉強しやすい、楽しみやすい、生きやすい環境がデジタルハリウッドにはあります。
しかし「自分らしくないといけない」と考えすぎる必要はなく、自分のペースでやりたいことができる場所だと思ってもらえれば。ぜひ、わたしたちと一緒に学んでいきましょう。

 *

オープンキャンパス終了後には、「入学したいという気持ちがより一層強まりました!」「参加してとても良かったと思います!」「総合型選抜頑張ります!」などのコメントが届きました。ご参加いただきありがとうございました。

今年度のオープンキャンパスは秋開催が最後ですが、DHUでは大学説明会、学校見学の機会を毎月設けています。ご興味のある方は、本学公式「オープンキャンパス」ページや、各種SNSをご覧ください。

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