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竹⚫︎平蔵は確かにむかつく。だが、機会均等は報酬の絶対的平等ではない。 11月18日 Hierarchy and Equality 階層と平等

11月18日 土曜日のランチタイムです。週末いかがお過ごしでしょうか。今日も #ドラッカー365の金言 からビジネスチャンスを得ようと意欲的な皆さん、このNoteへようこそ。

ここには何も無いかもしれませんが、何かあるかもしれません。つまりは、自分次第で、成功のヒントが見つかります。

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今日のテーマは、
#Hierarchy_and_Equality (会社組織内階層と機会の平等) 
#階層と平等

むかつきますね。このニュースは。

ついつい「ざけんな、物価高がどれだけ庶民を苦しめるか、がわかってない!」と言いたくなります。食費もガソリンも日々使うもの。そして、それが5%も値上げとなっているから、特に、子育て世帯の方々への負担は少なくありません。平蔵も私たちと同じ報酬にして、どれだけ辛いか体験してみたらいい!と言いたくなるものです。しかし、ドラッカーはそれは解決策じゃないよ、と言うでしょう。

今日のテキストは、
#企業とは何か 』第7章 #個の尊厳と機会の平等  3、社会の乳標的組織としての企業 2005年版 129〜130ページ
#明日を支配するもの 』第1章 マネジメントの常識が変わる 3、第三の間違い〜人のマネジメントには唯一の正しい方法がある 1999年版 19〜24ページ。『イノベーターの条件』(未入手のため引用箇所不明)
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 上下関係の存在を根拠としてなされる情緒的平等主義者による産業社会批判は、産業と社会への無理解以外の何者でもない。社会的な目的のために共に働くことを必要とするあらゆる機関と同じように、企業も階層を必要とする。そこでは、社長から掃除人に至る全員が同じように必要とされる。

#会社という概念 」の新訳「 #企業とは何か」上田惇夫訳 2005年 129〜130ページ

 感情に走る平等主義者が企てそうな産業中心社会に対する攻撃、形式上平等のない服従関係に基づくものだという攻撃は、産業と社会との双方の本質を誤解しているものである。人間努力を社会目標に向けて整合する場合には、どの制度にしても同じことであるが、会社も階層制度の線に沿って組織されなければならない。ところがまた、共同企業に成功をもたらすには、ボスから掃除人に至るまで、同等に欠くことのできないものとみられなければならない。

#会社という概念 」 岩根忠訳 1972年 ドラッカー全集1巻 582〜583ページ

2023年の現在、BLM運動家やジェンダー活動家、そして、リベラル政治家、そしてNGO・NPOなどが訴える「弱者が差別されている」との言や攻撃は、「産業と社会との双方の本質を誤解しているもの」と77年前の1946年に #ドラッカー が否定しているものです。

彼らの言う「弱者」には、女性、子供、老人、パレスチナ人、難民クルド人、アフガン、障害者、精神疾患の当事者などが含まれるようですが、なぜか失業した男性や中国政府から人権侵害され続けているチベット人やウイグル人は含まれません。

その理由はシンプルです。

彼らのビジネス・モデルはシンプルだ。すなわち、強請(ゆす)りである。非営利世界の道徳専門家は、彼らのサービスにお金を支払う余裕のある公共団体や民間組織の状況を見渡し、なんらかの構造的抑圧に急性的に感染していると診断し、公に治癒と贖罪の道を歩めるように一連のサービスを提供する。

「ザ・ルンペンブルジョワジー」 https://tarafuku10working.hatenablog.com/entry/2022/11/07/045631 
より

サンフランシスコのホームレス問題は、年10億ドル以上投じているにもかかわらず、何年経っても解決しません。ルンペンブルジョワジーのせいです。なぜなら、問題解決してしまったら、ルンペンブルジョワジーたちは公金チューチューができなくなるからでしょう。

サンフランシスコはホームレスのために年間10億ドル以上を費やしている。それだけの資金があれば、市はすべてのホームレスを一挙に路上から追い出すことができる。しかし、誰もが知っているように、問題は悪化の一途をたどっている。

パラドックスのように聞こえるが、ほとんどの人にとって大きな謎ではない。私の推測では、平均的なサンフランシスコ市民は、「ホームレス産業複合体」、つまり政府とホームレス自身の間にある非営利団体や支援団体の厚い真皮が、この問題を永続させる役割を果たしていることをよく知っている。

「ザ・ルンペンブルジョワジー」 https://tarafuku10working.hatenablog.com/entry/2022/11/07/045631  より

群馬県草津町や温泉女子、松戸市、月曜のたわわ、で起こり、ジャニーズ事務所や宝塚で起こっていることは、まさにそういうことです。

あなたが男女共同参画の運動家、道徳専門家として、「差別する企業や組織を成敗してくれるわ!」と義侠心や正義感でもって、マスコミを引き連れて、地元企業や市役所に乗り込んでいき、そこの代表者を糾弾して、「人権意識が足らんのじゃ!私の研修を受けろ!」と大声で叫び倒す。

やっていることは、「ゆすり」です。しかし、それが、「リベラル道徳専門家」です。そして、「リベラル道徳専門家」に一度なってしまったら、もう生業には戻れません。

イヤイヤ受講させられた組織が「次回も先生よろしくお願いします」と言ってくることはありません。

逆に、「今年も受講しないと、オタクの組織はブラックだとSNSで言いふらしますよ」という脅迫や不安にさせるメッセージで、たかり続ける。他人を幸せにする生き方とは真逆な生き方に進んでしまうと、もう戻れません。


や「リベラル・ジャーナリスト」が「セクハラだ」「弱者(難民など)を虐待する日本企業」と指摘して攻撃し、「お金を払って我々の言うことを聞け」と脅しているのです。

ですが、そうではない道もあります。

どんな組織であれ、階層が必要とされているから階層があります。そこには、社長から掃除人に至るまで組織人の役割があり、組織人全員が必要とされる存在でもあります。そして、あなたがその組織内で厚遇という結果を得たいのならば、組織を通じて社会に大きく貢献することが近道です。

企業も階層を必要とする。そこでは、社長から掃除人に至る全員が同じように必要とされる。

ドラッカー

ふさわしい責任に見合う人になろう、重要な役割を担える人になろう、とドラッカーは記しています。平蔵氏の発言は、確かにムカつきます。しかし、平蔵氏を重用する組織はバカではありません。組織が重用すべき「何か」を平蔵氏は持っているのです。そして、一方で、今、あなたにはその「何か」がないかもしれません。

平蔵氏が持っていて、あなたが持っていない「何か」。
その「何か」を身につけたら、もしかしたら、あなたの方が重用される、かもしれません。そのためには、自分を磨くことと思います。

#あなたの組織では社長の貢献と掃除人の貢献を共に評価していますか
#それとも社長の貢献だけですか

良い週末を!ごきげんよう。

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