見出し画像

強みをいかす多角化か?それとも、複雑化させただけか? 8月1日 Diversification 多角化の条件


8月1日 こんばんは。
今日から8月がスタートしましたね。
良きスタートにしていきましょう。

今月も #ドラッカー#ドラッカー365 から #マネジメント 力を高めていきましょう。

日本の経営層にとってドラッカーは常識です。
読んだことがない、勉強していない、という人は、ほとんど居ません。

なので、ビジネスパーソンやz世代の方々にとっても、ドラッカーを勉強していない、ということは、出世にも転職にも不利益です。そして、ドラッカーは、どの話も結構面白いので、教養にもなります。

かといって、これから30冊以上もある著書をいちいち読み始めるには、時間がありません。ChatGPTで要約してもらっても、肝に落ちないので、理解が浅いままとなりがちです。そこで、このNOTEが役立ちます。

このNOTEは、毎日たった5分で、世界最高峰の #ドラッカー・マネジメント を学び、リーダーとして必要な資質が学べるテキストです。

本日のテーマは、 

#Diversification
#多角化の条件

テキストは、約40年前の1974年に発行された『マネジメント』から。
多様性、ダイバーシティは、昨今の議論から上場企業においては有報に人的資本の明示が義務化されていますが、40年前にドラッカーが記しているのは、コングロマリット、事業の多角化についてです。

企業が成長する中で、事業分野を多角化して、巨大化した60〜70年代、事業分野が広がったことで、「1つのカゴに卵を入れるな」と、リスク分散から企業形態の多角化が流行りました。人事面でも余剰人員対策としたため、今でも多くの「グループ企業」を抱える大企業が存在しています。

例えば、航空会社がホテル事業に進出、当初は子会社として、航空事業からの天下り管理職が運営を始めましたが、似ているようで業態が異なり、特に、待遇、処遇など人事面でのトラブルが絶えませんでした。

かつては、親会社の余剰人員配置先的な扱いで、多角化が進められましたが、競争激しい現代では、そのような人事的政策でできたグループ企業が生き残ることは難しくなっています。どのような企業であれ、提供する価値や課題解決力を中心に、顧客と向き合い、業界内外で評判を得ながら、改善を繰り返す方法がとられています。

多角化することで、経営のリスク分散がなされ、経営が安定する、とされてきましたが、投資対効果が低く株主からは「無駄な多角化はやめろ」と批判される時代となり、グループ企業も整理の時代を迎え、団塊世代が大量退職した2007年以降、赤字ながらも人事政策で作られていたグループ企業は整理され始めました。現在のコングロマリット経営において「多角化」は、議論されなくなってきたのではないかと感じています。

むしろ、組織の硬直化、官僚化、を防ぐ目的で、多層化されていた組織は、シンプルな組織へと進んでいます。特に、コロナをきっかけに、働く場所や時間を社員が自由に選べる新しい働き方「WAA」(Work from Anywhere and Anytime)を導入する企業も出始め、アウトソーシング先との協働やプロジェクト単位で離散集合する少人数による組織の登場など、組織の形態も随分と変わり、多角化も随分と様変わりしました。

ドラッカーの多角化への提言は、かつての「拡大主義」がもてはやされていた時代において、「それじゃうまくいかなくなるぞ」という助言だったように思います。

詳しいテキストはこちら↓

今日も読んでくださり、ありがとうございます。
よかったら、ハートマーク、そして、フォローもよろしく。
そして、余裕がある人は、有料NOTEもお読みください。

それでは、明日もお元気で。

サポートもお願いします。取材費やテストマーケなどに活用させていただき、より良い内容にしていきます。ご協力感謝!