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7月26日 From Selling to Marketing 販売よりもマーケティング

7月26日 水曜日 20時です。
こんばんは。

今日からは、夜のドラッカー(笑)。
 #ドラッカー365 から #マネジメント 力を高めていきましょう。

日本の経営層にとってドラッカーは常識です。
読んだことがない、勉強していない、という人は、ほとんど居ません。

なので、z世代の方々にとっても、ドラッカーを勉強していない、ということは、出世にも転職にも不利益です。

かといって、これから30冊以上もある著書をいちいち読み始めるには、時間がありません。ChatGPTで要約してもらっても、肝に落ちないので、理解が浅いままとなりがちです。そこで、このNOTEが役立ちます。

このNOTEは、毎日たった5分で、世界最高峰の #ドラッカー・マネジメント を学び、リーダーとして必要な資質が学べるテキストです。

本日のテーマは、
あまりに有名なこの言葉、
#From_Selling_to_Marketing
#販売よりもマーケティング

そう。
ドラッカーがいうとおり、「販売よりもマーケティング」です。

「マーケティング」の狙いは、顧客というものをよく知って理解し、製品やサービスが「顧客」に「ピッタリと合って」、ひとりでに「売れてしまう」ようにすることである。

『マネジメント』1974年版 上巻 100ページ

 この好例としてあげられるのは、7月14日に公開されたばかりのジブリ映画『君たちはどう生きるか』。

 公開されるまで物語のあらすじはおろか、予告映像やキャスト情報も一切発表しない異例の宣伝で注目を集めた同作は、全国441館で順次上映され、公開4日間で観客動員135万人、興行収入21.4億円を記録。公開10日間で動員232万1836人&興収36億2001万3000円を稼ぎ出している。

 この結果は、映画館側が、「頼むから、うちのスクリーンで上映させてください」とやってきたからです。この状況こそが、ドラッカーのいう「マーケティング」の成功した状態です。

 ドラッカーがいうようにジブリ社は「マーケティング」を行いました。彼らの「マーケティング」とは、社会で何が求められ、社会の中で自分たちは何ができるのかを知る、まさに今回のタイトル『君たちはどう生きるのか』に対するアンサーとなっています。

過去、幾度となくヒット作を生み出してきたスタジオジブリは、自分の強みを知り、仕事の仕方を知り、自分の価値を知っています。「己を知ること」これこそドラッカーのいう「マーケティング」です。

己を知っているからこそ、対する東宝(配給会社)、全国441の映画館の全幅の信頼感をもって、上映がなされているわけです。

では、あなたがマーケティング=己を知るには、いったいどのようにすれば良いのでしょうか。

ドラッカーは、1999年『明日を支配するもの』第6章 自らをマネジメントする、という論文の中で、次のように記しています。

誰でも自分の強みは知っていると思う。大抵が間違いである。知っているのは、強みというよりも強みならざるものである。それでさえ間違いのことが多い。何事かを成し遂げられるのは、強みによってである。弱みによって、何かを行うことはできない。もちろん、できないことによってなにかを行うことなど、到底できない。

194ページ

では、己の強みを知るには?

強みを知る方法は1つしかない。フィードバック分析である。何かをすることに決めたならば、何を期待するかを直ちに書き留めておかなければならない。そして、9ヶ月後、1年後に、その期待と実際の結果を照合しなければならない。私自身は、これを50年続けている。しかも、その度に驚かされている。これを行うならば、誰もが驚かされるに違いない。

194ページ


自らを変えようとしてはならない。うまくいくわけがない。それよりも、自らの仕事の仕方を向上させていくべきである。不得意なことや、できないことを行おうとしてはならない。

207ページ

フィードバック分析を行ない、「己を知る」「強みを知る」こと。それが「マーケティング」とドラッカーは記しています。

そうすれば、次のようなことになる、とドラッカーは記しているのです。

  1. 自分が自分のことを知らないと気づく

  2. フィードバック分析によって自分を知る。

  3. 自分を知ることで、顧客のお困りごとや悩みなど他人のことが理解できるようになる。

  4. その結果、自分を顧客に理解してもらうことができて、自分が何をすべきか、どうあるべきかを「知り」、顧客ニーズにピッタリ合った製品やサービスを提供することができる。

  5. 自然と売れていく


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