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90年前の1932年、資本主義や民主主義なんてクソ、と世界はナチズムに染まった。2023年はどう? 10月19日 Moving Beyond Capitalism 資本主義を越えるもの

おはようございます。このNOTEは、読むだけで世の中の課題を #ドラッカー #365の金言  を使って、解決できる、そんな知力を鍛える教育エンタメNOTEです。

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#10月19日  
#Moving_Beyond_Capitalism
#資本主義を越えるもの

 今日のテキストは、2002年発刊の #ネクスト・ソサエティ第4章 #資本主義を越えて  203〜204ページより

 たとえば、私はアメリカの経営者に対し、組織内の所得格差を20倍以上にするなと何度も言ってきた。これを越えると憤りとしらけが蔓延する。私は、1930年台に、あまりの不平等が絶望を招き、ファシズム全体主義に力を与えることを心配していた。残念なことに、心配は当たった。
 
経営陣が大金を懐に入れつつレイオフを行うことは、社会的にも道義的にも許されない。そのような行為が組織にもたらす憤りとしらけは、必ず高いつけとなって返ってくる。

同書、204ページより

 行き過ぎた「株主第一主義」「利益第一主義」「競争第一主義」が組織に憤りとしらけだけでなく、それで巨大になったウォルマートやアマゾン(日本で言えば、イオングループ、7&iホールディングス)に世界中のサプライヤーと従業員の生殺与奪権まで握られてしまっている。

 圧倒的なバイイング・パワーで価格を押し下げるよう取引先に要求し、雇用はされても、最低限の賃金と保険にしか付与されず、人間的な生き方を強いられる従業員や取引先の従業員となっている。

「私たち1人分の給与で、某国では10人も雇えるというんです。私たちの従業員は、ほとんど解雇されました。生産はどんどん某国へと移転し始めて、私たち従業員にできることはありませんでした。自分も解雇されると分かったのは6月3日でした。もうこんな会社で働きたくない、こんな会社のためになんか、これ以上働きたくないと言ってやりました。某社にNOと言えなかったのも、仕方がないのです。もしNOと言えば、他の企業から彼らは買うだけなのですから。それが現実なのです。世の中は弱肉強食の悪循環になっていて、買い物客だけが頑張ってもその流れは変えられないんです。

チャールズ・フィッシュマン著 「ウォルマートに呑み込まれる世界」358〜374ページより抜粋

 平等などはなく、尊厳だ命だなどというものの、世の中は弱肉強食。いつも搾取されるばかりと嘆き続ける。こんちくしょーと現状を受け入れ、受け止め、やるしかないと顔を上げて歩み続けるあなたがいるから、世界は回っている。

 いつもいつもやられっぱなしじゃないぜ、と誰もが心に刃を秘めていて、調子に乗って、図に乗った振る舞いをする人に、その刃がいつ襲ってくるかわからない。

Twitterの呟き1つで、店が吹き飛び、FC契約もぶっ飛ぶ時代なのだから。調子に乗っていいのは、死んだ後だけでいい。

 毎日がチャレンジです。やっていきましょう。

#経営陣が大金を懐に入れつつレイオフを行うことは
社会的にも道義的にも許されない。

 私が支持するのは自由市場経済である。さほどうまく機能しているわけではないが、他よりはましである。
 資本主義に対しては重大な疑念を抱いている。経済を最終目的として偶像化している。あまりに一元的である。
 たとえば、私はアメリカの経営者に対し、組織内の所得格差を20倍以上にするなと何度も言ってきた。これを越えると憤りとしらけが蔓延する。
 経営陣が大金を懐に入れつつレイオフを行うことは、社会的にも道義的にも許されない。そのような行為が組織にもたらす憤りとしらけは、必ず高いつけとなって返ってくる。
 要するに、人間として生き、人間として遇されるということの意味は、資本主義の金銭的な計算では表せない。金銭などという近視眼的な基準が、人生と生活の全局面を支配するなどということは許されざることである。

(『ネクスト・ソサエティ』)

ACTION POINT

#あなたの組織では
#経営陣が大金を懐に入れつつ
#レイオフを行ったことはありますか
#そのような行動は
#なぜ憤りとしらけをもたらすのでしょうか

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