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凡人に非凡なことをできるようにするのが組織 4月3日 Spirit of Performance 組織の責任

 今日の #ドラッカー365の金言 テキストは『 #マネジメント -課題・責任・実践』>36章業績中心の精神(The Spirit of Performance )(1974年 下巻 129〜130ページ)より


本日 #4月3日  水曜日の金言は
#Spirit_of_Performance  ( #業績中心の精神
#組織の責任

#組織の目的は凡人が非凡になれるようにすることである
#常に成果#機会#人事#真摯さに焦点を合わせてください

ドラッカーはさまざまな著書を通じて、再三、1人1人の個人を活かすことで組織が社会に貢献できるし、それが人的資源という無限の潜在力を社会貢献へ活かす最も生産性あることだ、と記しています。

ドラッカーが記している生産性、効率的、合理的、という考え方の中心にあるのは、あくまでも1人1人の「人」の能力を最大限社会のために活用できる社会について、であり、現在の経済人が企業経営の利潤最大化目的として生産性、効率的、合理的という意味とは異なります。

 組織の良否は、普通の人が能力以上の業績を上げ、その強みを伸ばし、他の人が業績を上げる助けとすることができるようにするかどうかによって判定される。(中略)要するに、組織の良否は、業績中心の精神が存在するかどうかによって判定される。
 業績中心の精神が生まれるようにするには、各員に、その優れたところを十分に発揮させる場を与えなければならない。当人の強みを重視しなければならない。当人にできないことよりも、できることを重視しなければならない。

同書、128ページ

そのためには「各員に、その優れたところを十分に発揮させる場を与えなければならない」と職場環境の重要性について記している。

 多くの企業が、3S、5Sと言われる職場の環境改善活動をなぜしているのか、というと、それは、職場環境を整え、力が発揮される場が重要、という考え方が根底にある。

そして、最も大事なことは「誠実さ」である。

経営陣は、人事に関わる決定において、「誠実さ」が、経営管理者にとって唯一絶対の要件であり、しかも経営管理者に任命される時に、すでに身に着けていなければならない唯一の資質であり、任命後に獲得できるものではないということを理解していることを、示さなければならない。また経営陣は、誠実さが自分たち自身にも要求されていることを、示さなければならない。

同書、130ページ

「誠実さ」がマネジメント層にとって唯一絶対条件。誠実さ、とは、仕事だけでなく人格的なことでしょう。

真心があって偽りがなく真面目なこと。

多くの日本人は、誠実さ、では他国民に負けていないでしょう。真面目に働き、財布を落としても、ちゃんと戻ってくる社会を築いてきたからです。できたら、この伝統は残していきたいですね。

今日もお読みくださり、ありがとうございます。
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