ダイアリー式メンター Haraのラジオ # 28 「男性 (50代後半)家族とキャリアの危機 老親同居 介護未満 前編 人生の転換期シリーズ #15」 7 ダイアリー式メンター Hara 2022年4月5日 17:30 「ダイアリー式メンター Haraのラジオ # 28」ではけんいちさん(仮名/50代後半)は母親が倒れたのをきっかけにこれまでの仕事人生と家族の価値観、考え方の大きな転換を迫られます。介護と仕事と生活を守り、親と家族と自身の幸せのために何ができるのか?人生後半「天下分け目の関ヶ原」のストーリー前編をご紹介します。(視聴時間: 8分)ダイアリー式メンタリングの流れに沿ってライフサイクル論の時間軸に沿った視点で見ていくと、男女問わずだいたい30代後半から50代後半の中年期は1つの大きな転換期ですケースのテーマ・自分のあり方の問い直し ・仕事、働く意味についての問い直し・パートナーである妻との関係の見直し 精神的交流 心理的再婚けんいちさんのプロフィール・50代後半・正社員として勤務中 管理職・共働き・一人息子 地方勤務中・母親と同居 介護未満介護休業制度・労働者に認められている権利のひとつ・要介護状態にある家族の介護をおこなうために、業務を休業できる制度・休業できる日数は介護の対象となる家族一人につき93日 とされていて、その日数を最大で3回に分割して休業可能 対象となる家族・配偶者(事実婚の場合を含む) 父母(養父母を含む)・子(養子を含む)配偶者の父母 祖父母 孫 兄弟 姉妹このような制度があるにも関わらず、介護離職の数は年々増え続けており、能力の高い労働者が介護を理由に退職してしまうのは企業にとっても大きな損失になります現状同居する母親が倒れ、入院したのをきっかけに仕事をやりくりしての病院通いや身の回りの世話を一身に背負う妻、ゆみこさんの怒りから一触即発、家庭崩壊の泥沼に陥りそうにしかし母親の退院も間近に迫る中、自分の仕事あっての家族と介護と考え自宅介護のためゆみこさんに仕事を辞めてほしいのがけんいちさんの本音仕事では新規/大型プロジェクトを担当する多忙さとで心が大きく揺れ動いているメンタリングの目標仕事と介護 現状の整理とプラン・介護の支援をしながら現在の仕事を継続・自分の人生のふり返り/棚卸しとこれから・夫婦間のコミュニケーションけんいちさんの内側と外側母親の主治医からリハビリをしても介助が必要な暮しになると告げられる母親の退院が迫る中、ゆみこさんに任せっきりな看病も否応なしに自分ごととして向き合わざる負えなくなるメンタリングでは傾聴を重ね現状を一つひとつ整理していきます母親に対してとゆみこさんに対して「自分ができること」と「できないこと」を整理ゆみこさんの事情、心情に対して理解を示しはじめる・家族といっても義理の関係・父親のときの看病もゆみこさんにおんぶに抱っこだった・息子の出産、育児のため退職。苦労の末、復職・息子の巣立ちをきっかけにやりたいことのプランがある仕事はますます忙しくなっていく中職場では、誰にも何も話せない、頼れないの考えのまま家庭内や、周囲への働きかけを始めるゆみこさんに「ありがとう」と声をかけ反論せず話や愚痴を聴き感謝と労いの態度・姿勢を具体的に表す自宅介護を希望するも共倒れになりそうな、あるいは、離婚にまで発展しそうなゆみこさんの状態を見るにつけ自分が辞職して介護の中心を担おうかとも考えるようになる介護経験のある友人、知人から情報収集辞職か、介護かは決めかねているこの背景には仕事に対して100%(専念)あるいは介護に対して100%(専念)のどちらかしかないと決め込んでいる様子が見受けられます。辞表はいつでも出せるのですから親の介護イコール、リストラ、窓ぎわ、肩たたきとマイナスに考え過ぎず仕事と介護の継続のために社会的介護と勤務先の介護休業制度などについての情報収集のほか家族でしかできないことを考え一つひとつ、取り組んでいくのは、次回の後編に続きます。※ ケースの課題や解決策は1つのサンプルであり、すべてを代表するものではありませんあとがき個人情報保護などの制約もあり、今のところ、最大公約数的なケースにとどめることをお詫びします。ご理解いただけたら幸いです。ご自身とは異なる年代やライフスタイルであっても、人生体験や心情と重ね合わせて視聴してみてください。人は自分とは異なるひとや、信条と異なるライフスタイルに対して寛容になりにくい傾向があります。中年期である50代は60歳の大きな節目を目の前にして心が大きく揺れやすいです。様々な葛藤や矛盾を抱え孤独感、不安、自信喪失に陥ることも。例えば親の介護では夫婦の役割負担のアンバランスから家庭では妻と一触即発、家庭崩壊の危機も。高騰する教育費や住宅ローンに追われ妻の働きも経済的に欠かせない家庭も多くそしてVUCA(先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態)の世界すでに性別役割分担は難しい時代です。家族として、夫としてできること、できないことそして何ができるのか?を考え仕事でも会社のバックアップをどう引き出せるかの発想の転換が必要です。これまでの仕事人生は準備期間、修業期間だと切り替えより充実した自分らしい仕事とプライベートのあり方を模索してみてはいかがでしょうか。皆さんにとって、何かしらのヒントや気づきやきっかけになれることを願っています。with all of my thanks and friendshipおすすめの記事世話する側の事情 itigonohanaさんhttps://note.com/itigo_daisuk1/n/n23da2f27465c中庸の夫婦のあり方 ロビンさんhttps://note.com/robin_fujiwara/n/n1a30b623effd緊急ではないが重要な問い 何のために働くのか? Fumiさんhttps://note.com/life_coach_fumi/n/n9801aa981f1eダイアリー式メンターHaraのラジオ 参考文献リストhttps://note.com/diarymentorhara/n/n191f630e385d #人材育成 #自己理解 #コーチ #メンター #キャリアカウンセリング #産業カウンセラー #1on1ミーティング #中年の危機 #ダイアリー式メンター #性別役割 #価値観の転換 #思い込みの修正 #老親の介護 #キャリアの危機 7 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート